「君はいつだったか、あいつを諦めて…諦めようとして、一人でもやっていこうと頑張ってた時があったね」
「………」
「苦しくても、一人で乗り越えようとしたね。あいつを待つのも、追いかけるのもやめた時があったね」
「………」
「あの時の君は滑稽で格好悪くて可笑しくて……素敵だと思ったよ」
「………」
「僕なら、ただ待つだけの女も、追いかけるだけの女もいらないから。たとえ隣に居ることができても、相手と自分の差に苦しくなるのは本人だと思ったから。だから頑張る君は素敵だと思った」
「…生意気」
「はは」
「……胸、貸して」
「しょうがないね、今日だけ特別に許してあげようか」
「キザ〜…」



END

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このあとタイミング良く現れたサトシがシゲルに掴みかかるのです(笑)それをシゲルはひらりとかわす。動きも言葉も。
実際のところ、シゲルはカスミのことどう思って接してるのかわからず、カスミは、そういうことを隠すことができない(当てられてしまう)から、一番心を許してる…友人として、二人はよく話をしてるといいな。そんな二人の関係が好き(実際は全然違うけど)だからサトシはもやもやが消えないww

100425