「ところで、今サクラさんたちどこにいんの?」 「さぁ、オウリスあたりなんじゃない?」 「ふーん」 「そんなことより」 ピンポーン 「お、挑戦者。じゃ行ってくるかな」 「こらー!いい加減この縄解きなさーい!」 「ダメだね、今日だけは俺がここのジムリーダー」 一ミリたりとも彼女の姿を見せてやるもんか。 そう容赦する気のない帽子を深く被り直し。 今日という日に理由を付けて彼女を狙う不届きな輩を、満面の笑みで迎え入れる。 あとで本来のジムリーダーに殴られようが詰られようが知ったこっちゃない。 さぁどこからでもかかってこい。 END ―――――――――― ホワイトデー話。…全然ホワイトデーじゃなくなったけど(←)オウリスは鶏が単純に考えた地名。 |