「ところで、今サクラさんたちどこにいんの?」
「さぁ、オウリスあたりなんじゃない?」
「ふーん」
「そんなことより」


ピンポーン


「お、挑戦者。じゃ行ってくるかな」
「こらー!いい加減この縄解きなさーい!」
「ダメだね、今日だけは俺がここのジムリーダー」

一ミリたりとも彼女の姿を見せてやるもんか。

そう容赦する気のない帽子を深く被り直し。
今日という日に理由を付けて彼女を狙う不届きな輩を、満面の笑みで迎え入れる。

あとで本来のジムリーダーに殴られようが詰られようが知ったこっちゃない。

さぁどこからでもかかってこい。


END

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ホワイトデー話。…全然ホワイトデーじゃなくなったけど(←)オウリスは鶏が単純に考えた地名。

100320