第8箱 ｢ところで水着と下着の違いって何だと思う？｣
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生徒会長の豪快な解説でついに部活対抗水中運動会が始まった。
それにしても、女の子の乳がよく見えるなぁ・・・。
『・・・彦根先輩（♀）。ところで水着と下着の違いは何だと思います？』
「いや、そんなこと聞かれてもにゃ・・・長浜先輩（♂）はどう思うかニゃ？」
「あ？あー・・・布の厚さの違い？まあ、水着を見せれるなら下着みせてもいい気はするけどな」
長浜先輩はむっつりです。
「うわぁ・・・。長浜変態ぃー」
「おいおい。そんな事いうなよ、信楽」
『はいはい、作業しましょうかねー。玉入れ終わったみたいなんで（棒読み』
やべ、善吉君の試合全然見てなかったわ。
第三回、うなぎのつかみどりの終了後。僕は素早くうなぎを掴んでいく。
僕の足に纏わりつき腕までくる。
「おいあの女子むっちゃ捕まえてるぞ」
「喜界島先輩よりとってんじゃね」
きゅるりとした目が僕を見てくる。
・・・可愛いじゃないか←
【えー、あたしの親友一年一組の迷為我真宵は現在20匹うなぎをつかまえておりまーす♪】
ざわっ
「喜界島先輩でも13匹なのに」
「迷為我って誰だよ」
「迷為我ぱねぇ」
「もしかしてあれじゃね？」
・・・なんか周りがうるさいなぁ。
「おーい、捕まえたうなぎこっちの水槽にいれろー」
こうして部活対抗水中運動会は幕を閉じた。
そして生徒会に新しく一年十一組、喜界島もなかが会計として入った。
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