第2箱 「箱庭学園に行ってみないか?」
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白百合学園。
それが僕の通う学校の名前だ。
日本でも一二を争う名門校で、
主に世界に通用するメイドを育成する学校だ。
それでも一応、
普通科とメイド科に別れている。
又、小中高一貫で、セキュリティや設備は
ばっちりな上に校内は酷く広いのである。
元は"澄百合学園"とかいう学校で
色々酷い教育をしていたらしい。
でもその学校の学園長が死んで、
今ではまともな教育をしている。
そんな学校の普通科に通う僕の所に、
赤色がやって来た。
"箱庭学園に行ってみないか?"
箱庭学園の名前は知っていたが
正直興味なかった。
白百合に高等部はあるので
態々そんな所にいかなくても問題ない。
しかし、数々の恩がある彼女の話しに
僕は頷くしかなかったのだった。
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