第二話


リア充ー、ばくはーつ!


はい、樋口です。
今日はね、なんかね、…うん。R18?
誰かー、水鏡通報してぇー!





君と彼とついでに僕の世界…2





俺も健全な男子高校生だしね、そういう会話はイヤじゃないんだよ。むしろウェルカ…ごほん。
彼女もいないから、そういう話くらいしたいんだよ!!
だからね、水鏡とこういう会話できるとなんかちょっと嬉しい。よ?嬉しかったりするんだけど、さ…。

「ねえ水鏡ちょっと生々しくない?!」

「急になんだ、樋口?」
「うん別に急じゃないよね、今まさにしてる会話がそうだって言っただけだよね」
水鏡は常識はずれなのか、常識からわざとはずれているのか…。
「凍土もとめろよ、ここまできたら」
「え、」
「だいたい、高校生のする会話じゃねえよ!小田原提灯とか基本○○でなんて!」
うわ、俺恥ずかし。
「叫ぶな樋口。うるさい」
「え、そこ?」
水鏡も水鏡だけど、話に乗る凍土もだめだ。いや、たしかに水鏡は桔梗ちゃんの前でこんな話はできないだろうけど。…だからってコンドームの会話してて「基本生で」はないだろ。先生にきかれたらヤバいぞお前。
「てか樋口君的にはどこまでOKなの?」
「惚気以外かな!」
きっと水鏡を睨むと、珍しく視線を逸らされる。あ、自覚はあるんだ。
「まあ水鏡の話の九割が惚気だからね。ちなみに残りの一割は惚気じゃない桔梗ちゃんの話だよ」
「いやそれ惚気(笑)」
いや、いいことだよ。クラスメートに挨拶もしなかった水鏡が将来を誓い合うまでの彼女ができたのは。うん、あまりの変貌に俺ビックリしたけど。
「あ、そういやさ、水鏡ってなんで急に性格変わったんだ?二年の夏くらいからかな」
「…樋口には関係ないことだ」
「何だよそれ」
たしかにお節介かもしれないけど、水鏡に話しかけてたのって俺しかいなかったんだからな。
少しむっとしながら言うと、なぜか凍土が苦笑する。わ、笑うなし。
「ま、色々あるってことで」
「…腑に落ちない」
そういえば担任が、水鏡が何かよくわからないことを言っていたと言った。
そういえば誰かが、水鏡が佐古下ちゃんと一緒にいるのを見たと言った。
そういえば去年、教室に水鏡探しに風子ちゃんがきた。
そういえば…、
「ちょっ、予兆かなりあった感じ?かなり前からじゃね」
「うん、かなりね」
うわー、俺全然気付かなかったんだ…ショック。
「なぜ落ち込んでるんだ?」
「いや、俺水鏡のこと全然知らないなーと思って。いつも俺のことばっかし」
耳と尻尾がついてたら、間違いなく垂れてるだろうなーと思いながらしょんぼりしてると、水鏡が急にくすりと笑った。わ、女みてー。
「そんなことか」
「ぅえ?」
「僕は別に、樋口の話をきくの嫌いじゃないぞ」
むしろ楽しみだ、と本心で言ってくれてる水鏡に感動。俺泣きそう。嬉し涙。水鏡からそんな言葉がきけるとは思わなかっ…

「だから今度は、僕の話もきいてもらおうか」

あ、れ、?
なんかなんかおかしな方向にいってない、ねえ?!
「というわけで…」
「わー!!ストップ、惚気!本人に言ったげてそういうのは!」
「言ってるが」
「言ってるのかよ!?」
我ながらハイテンション。なーんかこいつらといると、楽しくなってくんだよな。
「ていうか水鏡ベッド派なんだね。桔梗ちゃん布団のイメージだったから」
「ベッドだとスプリングなるからな」
「どんな理由www」
「あと高さがあるから逃げられにくい」
「ああ、たしかに」
「ねえ水鏡普段なにしてんの」
あ、そういや水鏡んちいったことない。いや、俺んちに呼んだこともないけど。てか水鏡の私服もあんまりみたことないなー。…うん、よし。
「てわけで、水鏡、明日遊びにいっていい?」
「訳が分からない。だめだ」
「えー、いいじゃんよ」
「水鏡んち、桔梗ちゃんいるからだめだって」
「え、来るからじゃなくているから?ちょっ、水鏡詳しく話せ!」



結局どたばたしながら、なんの話してたかも忘れちゃって、桔梗ちゃんが来て驚くんだ。そんで水鏡が態度変わるんだ、あー腹立つ。
まー水鏡の話もよく考えれば貴重だし?ある程度はきいてもいいか、なんて思う訳よ。
でもって俺の話がイヤじゃないってんなら、

「よーし水鏡、じゃあうちのジョンの話をしてやろう!」



たまには、水鏡爆発しろ、以外もありかな、なんて。

(20110409)


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