●性格/設定等
※本編ではサブくらいのポジションですが今回のスピンオフでは主役なので台詞多めです。
ヴィトーの通訳と共にボディーガードをしている青年。
まだ19歳の頃に兵役しており、自ら望んで前線にて戦う傭兵として着任していた。
戦場で生き残る為に、身を守る術として多国語を独学で身に着けており、武器や戦闘の技術以外での能力にも長けている。その才能を見込まれてか、非合法の闇取引・高レートの裏賭博・株売買など、頭脳を駆使した事業を請け負う他、組織にとって邪魔な人物を排除するヒットマンとしても腕が立つ。
主に得意としている戦闘スタイルは軍用シラット。
父は働かず生活保護を受け取る生活をしていたようだが、その代償として母がカネコの犠牲になっていた事を知りその事実に苦しむ。彼女を救いたい一心から危険な仕事を選んだものの、結局はそれが母を苦しめる結果に繋がってしまった。
再び家族の元へと戻った時に全てを知り絶望したクレメンザだったが、失意の彼の元へ現れたのが暗黒界のボス・ヴィトーである。
クレメンザに与えられたのは、『小さな希望』と一つの『大きな拳銃』。ヴィトーが連れてきた先は、冷たいコンクリートばりの部屋だった。その中央、ドラム缶の中には自分の家族をめちゃくちゃにしたカネコが血まみれで詰め込まれていた。ヴィトーは拳銃を使い、過去と決別しろと告げる。クレメンザの闇を丸ごと代弁したかのような彼の言葉に、クレメンザはあらゆる意味の込められた涙を流しつつ、カネコを殺す事で過去の自分を殺し、それから彼の死を通じて母と義理の妹にも暗黒を分け与える事に決め、ささやかな復讐として命乞いをするカネコに引き金を引いたのだった。
総台詞量
長台詞モノローグ多め、220前後
●年齢/職業
25歳/SP
●声のイメージ
※男性限定
・中音〜低め青年声。低め寄りですが、渋くはないです。
・基本的に他人の前では表情は抑えめ・寡黙でクールですが、心中のブレ自体はかなり大きいキャラ。台詞の所々で感情を爆発させたり、あまりオーバーではないですが喜怒哀楽の変化が見られるタイプなので様々な演技に対応できると幸いです。
・怒り演技、叫び演技、泣き演技あります
・青年期のそこまで暗くない時代(?)の普通のテンションでの演技もあるので、使い分け可能な方が望ましいです。
・主に彼の視点なのでモノローグ、長台詞多めです。
・今回のシナリオではありませんが、武闘派キャラなのでアクションシーン多めです
選考台詞
音源は1つのトラックにまとめてOKです。
パターン提出可/アドリブOK
▼ファイル名は以下のもの(01_キャラ名)でお願いします。
01_クレメンザ:
「もう諦めろ、お前は俺に負けた。――運の悪さも実力のうちだ」
(対決中、相手を追い詰めて勝利を確信しての一言。クールであまり感情の起伏はない、普段の喋り方)
02_クレメンザ:
「(※涙を啜ってから)地獄を見た事はあるか? 絶望の底で見える光は例えどれだけ小さくても眩しく感じる。……俺の妹は、俺の事を知っているのか?」
(憎んでも憎み切れないカネコとの再会にて。娘(クレメンザにとっては義理の妹)と母の為に助けてくれと命乞いをするカネコに言いようのない哀れを覚え、何故か自分が涙してから拳銃を彼に向ける。悪夢のような情痴の果てに生を受けた顔も知らない妹と、そして自分を重ね、それからの人生を想像し絶望しながら引き金を引いたのだった)
03_クレメンザ:
「叫びながら逝け!」
(いわゆる決め台詞のようなものです。様々な場面で口にしますが状況によって叫んでいたり、冷酷に言い放ったり)
04_クレメンザ:
「……何やってんだよお前ら……」
(青年期/息子の前で突然怒り、母親に暴行を働く父の姿を見て呆然としての一言。この直後、父に似殴り飛ばされ気絶したが昏倒している間に母は犯され続けていたようであった)