山瀬保則(やませ・やすのり)
男性のみ / 45歳
声質イメージ:教授なだけあり立場もあるので威厳のある渋めな中年声。手術シーンでは緊迫し切羽詰まった演技がありますので、怒鳴り演技・焦って静かにパニックになるなど様々な演技面を重視します。
第一外科部長。前島、高桑の師事する教授でもある。噂によれば医学部長の座を虎視眈々と狙っているらしく、院内でも業績を上げることに必死になっているようだ。時代が時代だっけに、彼が道を通れば皆が道を譲り頭を下げる程の威厳に溢れる医師でもある。また、オペの腕前も確かなもので多くの医師・患者に信頼されている。

功績を上げる為に、軽度の結核患者でもあり富豪の野村一家の夫人・野村聡美のオペを引き受ける事と、『細胞が死に皮膚が再生しなくなる奇病』の初患者でもある「おっちゃん」こと島津を希少な医療サンプルとして生かしてデータを採取することを視野に入れている。



以下、ネタバレにつき応募を考えて下さる方以外は避けるのをお勧めします。▼

栄養も心臓も血液数もベスト・コンディションであり順調に進むと思われていた野村夫人のオペであったが、途中、難所ともされる第一肋骨の切除の際に出血多量に陥り輸血も虚しく死亡させてしまう。オペでの死亡で体裁が悪くなるのを恐れた山瀬は夫人は手術死したのではなく『手術後、未明ごろに体調が急変し死亡した』とミスを隠蔽を図るよう指示。これが原因で、前島は「医者とは何なんだ?」」という現実を突き付けられる。更には「おっちゃん」を奇病の被験者として、実験台として治療をしたいと申し出る。

更にはクラウンが先に話していた村で『邪神』を呼んだ男の正体でもある。金と権力に物を言わせ手に入れたネクロノミコンで、彼が契約を結んだのは邪神・ニャルラトホテプであったが中途半端な知識と圧倒的な力不足による出来損ないの召喚のせいで島は禍々しい瘴気に包まれ、以来この『蛭子島』は最も『異界』に限りなく近い場所と化した。ある意味全ての事件の発端とも言える存在か。

また彼自身は召喚の代償として『異界』を彷徨うナリソコナイと化した。その後、クラウンに利用される事となる。



台詞量:60未満(化け物系の唸り声などもほしいです)

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選考台詞:
01_山瀬
「病状から言って、まだ病気は若いです。右肺の上葉に小豆大ほどの空洞がありまして、ただ、肋膜が癒着していますので気胸はできませんねえ」
(オペをする事になった野村夫人への病状についての説明。安心させるように呼びかける)


02_山瀬
「ガーゼだ。ガーゼを早く……血圧はまだ駄目か?……まずい。出血が止まらない! ガーゼ。ガーゼ。ガーゼ!……ガーゼだ!」
(手術中、容体が急変し出血が止まらなくなり出した事に焦り始めヒステリックに叫ぶ)


03_山瀬
「――いいか。クランケは死んじゃいない。そのまま病室に戻り、術後の経過は順調だったが朝方に容体が急変した、と家族には話す……」
(手術に失敗した事を隠蔽するよう、医者達に語る。どこか呆けたような、疲れ切った感じで)


04_山瀬
「百万の愛でられしものの父、ニャルラトホテプ!……終わりなき混沌に宿る古(いにしえ)の魂よ、私の命を持っていけ! この命を全て刈り取り、深い悪夢の叫びをこだまさせ、人知を超えたる無数の災厄をもたらさん!」
(邪神ニャルラトホテプを召喚し、自身を代償に力を得ようとしたがその強大すぎる力の前に全世界を巻き込む『歪み』を生み出してしまった)
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