自主トレの朝練をこなして、そしてまたいつも通りの一日を迎えようとしていた。しかし、ジョギングを終えて席に着くとやはり左脚が軽く痛んだ。……まさかな、と思いつつ気にしないようにして六時限目までを終える。
 部活ではメニュー通りに、ノックを受けていた。全員ノーミスでキャッチ出来たら上がり、という縛りがありこれが中々に曲者だった。それでその時、少し脚を引きずったのを西川は目ざとく察知して見逃さなかった。

「おい、柏木」

 少しでも辛そうな顔を見せれば、彼はまるで鬼の首を取ったかのように柏木の元へとやってきて叫んだ。号外のニュースでもまかんばかりに吠えたてて見せ、柏木ただ一人を残らせてグラウンドを走らせた。定刻をとうに過ぎ、陽が落ち、周囲を闇が支配してもその居残りは続けられた。
 ようやく許しが出て解放された時には、もうすっかり時刻は二十一時近くを回っているのだった。

「おかえり、今日も随分遅くまで頑張ってたな」
「うん。疲れたからご飯いらないや」

 実際そのくらいにまで疲弊していて、誰かと会話をするのも億劫であった。次の日が休みだったのが、救いだったかもしれない。その翌日は、音が目が覚めるくらいに強く雨が降っていた。そのせいもあったのか、気持ちが酷く優れず足の痛みも今までで一番酷かった。ベッドから起き上がるのもしんどく、布団に入ったままで昼頃までずっとそうしていた。

「友樹、どうかしたのか? ずっと起きてこないけど」
「――何か……すげぇ疲れたみたいで」

 父は風邪でもひいたんじゃないか、と心配そうに覗き込んできた。布団を捲りながら当番医を探すから医者に行った方がいい、としきりに奨めてきたが大丈夫だからとそれを取り下げた。

(……時間がもったいない。こうやって横になっている時間でどれだけトレーニングが出来たんだろう?)

 こうやって寝込んでいる間にも、自分が必死に積み上げてきた地位を誰かに奪われてしまうかもしれないと思うと一層気がもやもやとした。背番号を、自分よりも下の後輩に奪われてベンチで控えなくてはいけないなど、今までの努力を全て否定されてしまう気がした。あの顧問が、自分の努力や葛藤を考えてくれるなんて思い難い。今自分が少しでも弱音を見せたり吐いたりすれば、あの顧問兼監督は即自分をレギュラーの座からあっさりと降ろしてしまうだろう。

 そんな風に悶々とベッドの中で過ごして、結局動けないままで時間ばかりが過ぎて行った。父親が食欲がない自分にうどんを作って持ってきてくれた。勉強机の上にトレーを置くと、父は自分に背を向けたままで言った。

「母さん、どうも再婚が決まったらしい」

 何故、そんな話を自分にするのかよく分からなかった。

「相手は弁護士をやっていて、個人事務所を経営しているやり手の青年だとか――まだ三十代そこそこなんだってさ、一体どうやって捕まえたんだろうな?」

 笑い交じりに父が話したが、やはり腑に落ちないままだった。まだ何か父が言おうとするのを遮るようにして、柏木が布団に包まったままで続けた。

「何が言いたいんだよ?」

 ここからでは父の表情までは伺えなかったが、きっと苦笑いに近い表情を浮かべているんだろうと思う。

「そんな話を聞かせて、本当は何て言いたいの?」
「……、鋭いなあ。友樹は」

 負けを認めるようにして笑う父の声が今の自分には痛烈に突き刺さった。その先は聞きたいけれど、聞きたくなかった。何となく父が言いたい事は分かっていた。

「父さんよりも母さんの方に行った方が、友樹にとっては幸せかもしれないぞ」

 声を大にしてふざけるな、と叫びながら起き上がりたいのを必死に抑えつけた。何をもって幸せなのかは自分が決める事だし、第一、母親とは何年も会っていないんだぞ。――冗談にしても趣味が悪すぎる。しかし何も言わないでいると、父は黙って部屋から出て行ってしまった。
 全部この脚のせいだ。きっとそうに、違いないのだ。

(早く治ればいいのに、この脚……)

 月曜日、一日学校を休ませてもらう事にした。部活だけ休ませてもらおうとも思ったが、そうするとまたあの顧問に何を言われるやら分からない。一年の時は皆勤賞をもらっていたけれど、今年は無理だ。
 保険証を父から受け取り、近くの整形外科に向かった。

「あー……こりゃあきっと『オスグッド』だね。……んんあ〜、君、運動部だね? 成長期の子がかかりやすい病気でね〜。発症原因が解明されてないんだけど、まあ大方『運動しすぎ』によるものが原因ではないかな〜、重病ではないけどコレっていう的確な治療法ってのも存在しないんだよぉ〜安静にするしかぁ〜」

 医師からの説明は『安静にするしか』の部分しか、しっかりと耳に入ってこなかった。何かもっと、別の言葉が欲しかった。

「お……す……、って、病名ですか、それ……? 聞いた事ないです。つまり何が起きてるんですか、今の俺に」
「え〜、ん〜、ほらぁ。君のレントゲン見ると分かるけどぉ、膝のお皿の部分、骨が出っ張ってるでしょぉ〜。コレが痛い原因ね〜。炎症が収まるまでは、激しい運動はしばらく控えて。最低でも二週間くらいは様子見ておいてね。ちゃんとしとけばぁ、自然と治るから。ま、運動はちょっとくらいならいいけどぉ、部活は休むか軽〜いくらいにしといてね。じゃなきゃどんどん悪化しちゃうから〜……、上半身を使う分には問題ないからァ足を使う時は細心の注意を――」

 二週間……そんなにも。上半身だけ鍛える分には問題はない、けれど自分にとって問題なのはそこよりもあの顧問へどう話せばいいか、だ。そんな話を切り出したら最後、彼は自分をあっさり戦力外だとみなしてしまうだろう。ヤツが築き上げてきたものを、平気な顔をして容赦なく叩き壊すような人間だという事は身をもって知らされていた。

「……」

 嫌な事は、ほんとうによく重なる。まるで世界の全てから見放され、拒絶されたような気がした。――こんな仕打ちはあんまりだ――毎日毎日陽が沈むまで、汗が塩分に変わるまで、血の滲むような努力を続けた結果がこれだ。痛む片脚に手をやりつつ、柏木は奥歯を噛みしめていた。

 帰宅すると、父親がやけに慌ただし気な様子で駆け寄ってきた。靴を脱ぐ柏木の傍へとやってくるなり、ただならぬ切迫感を纏わせながら父は押し出すようにして言葉を吐いたのだった。

「友樹……お前の友達の木崎君……」
「――え?」
「木崎君の叔父さんが……、大変だそうだ。家の前で刃物を持った男に――」

 只漠然とそうとだけ告げられて、細かな状況は分からなかった。それでも事態が相当に緊迫していて限られたものである事だけは分からされた。聞き捨てのならない人物の名に柏木は己の脚の痛みも忘れ、慄いた。

 話によれば何故そうなったのか、経緯などの詳細は具体的に分からなかったが生命の危機に至る程の怪我を負ったそうだ。
 彼は帰宅途中の夜道で、金品目的の通り魔に刃物で襲われたという。出血量もかなり多く、手術により今のところ一命は繋ぎ止めたものの……多臓器不全による昏睡状態のままで意識は回復せず、今夜が峠だと宣告を受けているそうだった。

 この目で見たわけではないせいなのか、にわかには信じ難かった。

――そんなバカな。通り魔に襲われたって……? 木崎や九十九さんが認めるようなあんなにも優れた人がそう簡単に?

 それも意識不明の状態に陥り、ベッドの上で弱弱しく寝かされている姿など想像もできなかった。

 翌日学校に行くと、木崎の姿はなかった。嫌な予感がしたが、それは当たっていた。あれから――木崎の叔父は二度と目を開く事はなかったという。朝を迎える前に、彼はそのまま逝ってしまった。やはりどうしても信じられなかった。

「柏木君も一緒に来る? 木崎君と、仲良いものね」

 担任がクラスの委員長と副委員長を連れ、お通夜に参列するとの事だったが自分は同行を拒否した。何故なら、クラスメイトとしての義務ではなくて個人的に参加したかったからだ。それで、部活は休む事になり帰宅するなり父にその事を伝えた。話は随分と早かった。父は深く何も聞いて来ようともしなかったし、柏木からもあれこれ話す事はしなかった。

 それから静かに執り行われた葬儀に、柏木は何か釈然としない思いを抱えたままで参列した。涙を浮かべる周囲の中で立ち尽くしながら、柏木は彼の姿を探した。

「……木崎」

 喉元まできっちりと締めた学生服姿の木崎が、家族に囲まれてそこにいた。黙って、叔父の遺影を眺めていた。顔を涙で濡らす他の遺族達とは違い、淡々とした表情だった。感情を露わにしていない筈なのに、どういうわけなのか他の誰よりも物悲しそうに、そしてそれが一番の弔いとして相応しい姿に、柏木の目には映っていた。

「木崎」
「? 柏木くん……」

 少しだけこちらに振り向く木崎の声に、周囲にいた彼の両親も気が付いたらしい。

「さっき担任の先生がお見えになったけど、柏木君もわざわざ来てくれたのね。ありがとう」

 何だかんだで木崎の両親の姿は初めて見たのだった。木崎の母親は、まだ二歳か三歳くらいの女の子の手を引いていた。これが、何度か彼の話に出てきた事のある幼い妹だろう。勿論こちらも初めて見たが、目元が似ていると言えば似ていなくもない。

「この度は――その、ご、ご愁傷さまです」

 こういう時は何と声掛けしていいのだったか、と幾分かしどろもどろになりつつ言葉を舌に乗せる。木崎の更にその後ろでは、叔父の妻と思しき中年の女性が静かに涙を拭っているのが見えた。
 焼香の時間が始まると、周囲の泣き声が一層強まった気がした。焼香を終えた参列者が次々と静かに下がってゆく中で、木崎だけは様子が違った。彼の様子を静かに見守っていた柏木がいち早くそれに気付いてはいたが、かと言ってどうする事もならずにそのままでいた。

「……?」

 掲げられた遺影の前で佇んだままの木崎の様子に、流石に周囲もそぞろに騒ぎ始めた。木崎の母親が何か言いかけたのを遮るようにして、木崎が一歩踏み出したかと思うと遺影に向かって大きく叫んだ。

「……俺……」

 語尾の方が若干震えを帯びてはいたものの、彼は神妙な面持ちのまま視線を外さなかった。

「――る、から……」

 ボソボソとした調子で呟いてから、呼吸を整えるように一度深呼吸をしたのちに続けざまに叫んだ。

「俺、叔父さんの仇……っ取るから!」

 聞いた瞬間に耳を疑いそうになり、柏木は顔をしかめた。その反応は正常だったようで、柏木だけではなく他の者達も呆然とした顔をしていた、いやはや自分は――ひょっとすると口があんぐりと開いていたかもしれない。

「ちょっと、透治――」
「俺が叔父さんを殺した奴を絶対にぶっ殺す――、探し出して、倒して見せるから!」

 木崎が叫ぶ度に、辺りが騒然とする。飛び出してきた両親に左右から引かれるようにしながら、彼は強制的に連れ出されようとしていたが抵抗しているように見えた。木崎の千切れるような叫びは、続いていた。彼の悲痛がこちらにまで乗り移ってくるんじゃないかというくらいに、その姿は柏木の心臓を揺さぶった。

「俺が!! 俺が、絶対に……ッ」

 消え入るような木崎の声が遠のいていったかと思うと、柏木はどうする事も出来ずに今の彼の言葉を脳内でひたすら繰り返すばかりだった。
 同時に、刃物で襲われたという彼の叔父の姿を悼まずにはいられなくなった。まるで自分がナイフで刺されてしまったかのような、鈍い痛みを覚えた。……慌てる周囲とは裏腹に司会の男性は随分と落ち着いた調子で、先を進めていたようだったけれど。

「柏木くん、この後少しだけ話せる?」

 式場はしばらく何とも言えない空気に包まれていたけれど、一先ず終了したようだった。柏木は木崎の事が気がかりで帰らずに出入り口の付近で適当にうろついたりしながら待機していた――その時だった。木崎の方から、こちらにまでやってきて、話しかけてきたのは。

「あ、ああ。勿論――俺はむしろそのつもりで残ってたんだ、こっちから探しに行こうと今思ってた程で」
「……そっか。ありがとう」

 木崎の様子は――どうなんだろう。元々、感情の起伏のよく分からない奴だったし……柏木の目から見ても、何とも言い難かった。沈んでいると言えば沈んでいるし、落ち着いていると言えばそうだった。

 まだ少しざわつくロビーで腰を下ろし、味が薄くて正直あまり美味しいとは言えない(無料のものだったし文句は言えないけど)レモンティーとウーロン茶をそれぞれテーブルに置いて横並びに座っていた。
 それから、呼び出しておいて木崎が何も言わないので妙な沈黙が落ち始めた。先程の件といい、こちらから聞いていいのか分からない事が多すぎて柏木は言葉に詰まる。

(何ていうか……喜怒哀楽の変化がよく分からないんだよな、木崎って――別にこれは悪口とかじゃないんだけど……)

 それが分かればまだ相応しい言葉も見つかるかと思ったのだけど、叶いそうもないのでまた黙り込んでしう。むしろ今話しかけるのは場違いかもしれない……と多少思いつつも、柏木の方からそっと口を開いた。

「あ、あのさ。その、辛いと思うけど、」
「聞いてるよな、叔父さんの死因は」

 そしてその声に被せるように、木崎が話し始めた。何となく深く突っ込むのはよくないだろうとは中学生なりに理解し、曖昧な顔で首を横に振った。

「いや、詳しくは……通り魔に云々とは……ちらっと」
「殺意を持って殺されたんだよ、叔父さんは――警察は無理やり事件性のない『事故』で片付けようとしていたけど、叔父さんがそんな通りすがりの一般人に間抜けにやられるわけがないだろ」

 しばしの間、声が出なかった。事実、自分もそう思っていただけに、いざ木崎の口から持ち出されると改まったように恐ろしくなった。それから、無理やり絞り出した自分の声はひどく震えていた。

「その……どういう――」
「叔父さんが組手を教えられなかった理由の一つに持病持ちなのと、五年前に事故に遭って腕にボルトが入っているからっていう事情があったんだけど。それで、襲われたショックで叔父さんは死んだって事になっているみたいだから、刺された事は『過程』のうちの一つで『結果』ではない。……そういう風に、俺は聞かされた」
「……」

 再び叔父の死に様を不意に想像してしまい、胃の辺りが苦しくなった。呼吸が浅くなるのを感じた。

「叔父さんは殺された、恨みを持った誰かに。これは金品目的の事故なんかじゃないよ、初めから叔父さんを殺すつもりで犯人は近づいたんだ」
「き、木崎……」
「俺はそいつを絶対に許さない。……見つけ出して、この手でぶっ殺して地獄に送ってやる。――絶対に……ぶっ殺してやる」
「おい木崎っ!」

 とめどない殺意に流されそうになっている木崎を慌てて柏木が止めたが、向けられたその視線に怯みそうになった。こんなにも憎悪に流されたような目をした事は、未だかつて一度たりともなかった。先程見せた顔よりも、もっとはっきりとした殺気に満ちていた。

「木、崎……」
「……俺は――俺は犯人を見つけ次第に殺すよ、柏木くん。例えどういう理由があっても許す事が出来ない。そしてそいつがのうのうと生きている事自体も、全てが許せない。生きていていいわけがないだろ、だって叔父さんを殺したんだぞ」
「……」

 柏木は、とうとう言葉を失っていた。いよいよ分けのわからない震えが止まらなくなり、木崎との淡い記憶が脳裏をよぎる。木崎の、本当の姿が分からなくなる。ついこの前まで彼としてた他愛もない会話にまどろむ。――目の前にいるこいつは本当に彼なのか? 据わった視線に射竦められながら、柏木は戦慄したように唾を飲み下した。

「柏木くん。話を聞いてくれてありがとう」

 こんなにも感情のこもっていない「ありがとう」は十四年と少し生きてきて初めて聞いたような気がした。そのくらい抑揚に乏しい、感謝だった。威圧されたように何も返せなくなり、柏木は目の前の親友をどういう言葉で導いてやるべきなのか……もはや分からなくなっていた。


 叔父が亡くなったその夜、九十九の元にもその連絡が入っていた。

「何だって……?」

 報せを耳にした九十九は――、ある意味頭のどこかでは覚悟していた事だったのかもしれない。取り乱したりはせずに冷静ではあったが、何か畏怖するような表情を浮かべていた。

「それは本当なのか」
「は、はい……確かに――『背後から刺された』のだと……そう――言ってます」

 九十九の顔が見る見るうちに蒼白になり、それから激しい後悔に苛まれるかのように眉根を潜めた。

「せ、先生――?」
「だからあれ程……、言ったじゃないか……」

 それは独り言のようであったが、随分と弱弱しく、叔父が死んだ事実そのものというよりはそこに介在する別の『何か』に打ちのめされているかのようだった。九十九は額の辺りに手をやりながら、しばらく黙り込んでしまった。

「あの、一体……」
「格闘家が、背中をあっさり許すなんて事があると思うか?」
「……。ど、どうなんでしょうか。専門分野じゃないのではっきりと申せないのですが――ありえない話なのでしょうか」
「少なくとも滅多刺しにさせるような状況は作らない筈だ。犯人に刺され続けるような状態にはならずに渡り合えたり出来ただろう――相手も何かしらの心得があり、そして彼の癖やら何やらを理解していたからこそ『殺せた』に違いない」
「じゃ、じゃあ、犯人は同業者ですか?」
「……、そうでもあるな」

 その言い方はやけに引っかかって、求める確信には至っていないような気がした。答えを求めて九十九の絶望に満ちた顔を見つめると、周囲の空気がどこか張り詰めたのが分かった。

「何よりも気を許すような人物である可能性が大きいだろう。彼の初動を遅らせ、動きを鈍らせるような相手と言えば――ほぼ身内しか考えられない」
「……!」
 
 水を頭上から被せられたような気分になった。つまり――つまりそれは――、固唾を飲み込んだ。

「あの弟子だ。甥っ子だというあの弟子が……きっと――」

 可能性は百パーセントではない。しかし、ゼロでもない。そしてそれは只、限りなく、真実に近いのだと思う。何ていう事だ、と九十九は自身の力が及ばなかった事を思い知らされたよう、まるで自分の半身を失ったかのようなショックに苛まれていた。
 



あああああああああ!?
なっ何ということだぁあああ〜〜〜!!!
というところでまだ続く。
柏木過去編長い!
こいつ一番出番多いんじゃないか。
ところで最近蛾をよく見るけどあいつら
ずっと同じところにいて一体何してんだろ

22、舛添氏、私的支出認める

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