04-2.僕の彼氏を紹介します
セラがはぁ、と苦笑しながら、その画像を見つめた……。
「……ほ・ほんとにいるんだなあ、ゲイって」
何だか感心したみたいに創介が呟いた。
「あ、今のは別に差別とかじゃないぞ。身近にいるってのが珍しかっただけで……」
慌てて取り繕うように言うと、それに反応したのは凛太郎だった。
「はんっ、ンな事言うなら俺の身内にだっていたよ。な、一真」
「うん」
マジかよ、と創介が肩を竦めて眉間に皺を寄せてみる。
「まあ〜愛の形なんてそれぞれってワケだよ。分かるかな、創介くん。キミにはまだ分からないかな? うほほ」
ミミューがハンドルを握り締めながらどこか嬉しそうな口調と妙な笑い方で言った。恋人との久しぶりの会話がよっぽど嬉しかったみたいだ、この男。
「さっきから何で俺にばかり振るんだよ……、言っとくけど俺は別にその気は無いぞ! まあ色々と刺されそうなくらいには遊んでたけどねっ!」
どこか自慢気アンド誇らしげに創介が言うのであった。
「うふふ。何でだろうね〜。ここだけの話、僕、創介くんみたいな顔も結構スキだったりするんだよ。鼻筋が通っててちょっと彫りの深い顔立ちっていうのかなぁ。んで、背も高くて身体もそれなりにシュっとしてるでしょー」
ミミューのその台詞に創介がヒッと露骨に恐怖に慄いて見せた。
「大丈夫、大丈夫。手は出さないよ〜、僕の恋人傷つきやすいんだから! あ、でもつまみ食いくらいはしちゃうかも。したらごめんね」
「ちょちょちょッ、やめろってマジでそういうの! こえーからこえーから!!」
大袈裟にのけぞって見せる創介を見ながら凛太郎が呟いた。
「からかわれてんだよ、お前……気付けよ」
「あっはっは。さーてどうだかなー」
「いやさぁ、よく分かんないけどもね、聖職者ならそういう俗っぽい事控えろよマジで! なあ!」
半ば泣きそうになりながら創介が叫んだ。
助手席のセラが、それまで張り詰めていたような顔つきだったのだが少しばかり口角を緩めてくすりと笑った。まぁ、本当にちょっとだけ。
淫夢はコメントないとクッソ汚くて
中々見れない