【 elecast 】

カミナリを追いかけて 最果ての町に辿り着く 真っ白なテレキャスター
ボロボロのバン 手ぶらでさ 彼女と賭け事でもしたの
カミナリを撃ち落とすってさあ なー

「 マスター コーヒー ブラックで 」

左手にジャラジャラと それがアイツの避雷針 真っ白なテレキャスター
焦げ臭い灰色の空 そこへ向かって掲げたら ゴロゴロと腹を鳴らしてる

カミナリが突き抜けて 黒焦げのテレキャスター
バチバチと笑ってる 生まれ変わったアイツ

鉄を弾いた指先に 赤い血が滴って
「 生きてる 」
フルテンのピーキーでバケモノでいい

カミナリ待っていたぜ 黒焦げのテレキャスター
古いアンプ 煙をあげて 掻き鳴らした ラブソング

カミナリ 超えて 空を黙らせたなら
花束を助手席に 彼女とランチへ行こう

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -