【 無人島 】


プロペラ壊れて 狂った夏の日
最寄りの明け方 逃げよう

ひび割れた駐車場 転がり仰いだ
吸い込まれそうな青空

小さな理由を膨らませて
期限の切れてる自由を手にした

右手のピストル 頭にあてると
涙が止まらない 「生きていたい」

ごらんよ 薄っぺらな絶望が
脆弱な体温で干からびた

誰もいない人ごみ フラフラ歩こう
鼓動が叫んでいる

「ここだよ」
「ここだよ」


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