【 夏が笑う 】
どこか出かけよう 薄いサンダルで
近所の通りを じぐざぐに進め
塩素の匂いが センチメンタルで
忘れかけていた なにかを思うよ
sunday 浅いプールで
時間を 呼吸を忘れて
魚になって 永久探して
そんな日々を夏が笑う
目覚まし時計が 飛び散った壁に
あたまをぶつけて 暇を追い払う
泳いだ
誰も知らないフォームで泳いだ
sunday 浅いプールで
時間を 呼吸を忘れて
魚になって 永久探して
そんな日々を夏が笑う
sunday ぼくはひとりで
次第にきみを忘れて大人になって
ドアを開けて
そんな日々を夏が笑う