【 ボレロ 】
ベトついた言葉で
不確かな輪郭を
心を弄りあってるようでもどかしい
吐息と誓いは
冬空に絡まって
心は曖昧な白線を越えて
サイレンが止まないなら
その手を離すな
汚れてしまうならきれいごとでもいい
その肌も 嘘も 愛も 日々も 君と
バランス崩れた
本能はうつくしい
黒髪 なぞる雨のように尖って
サイレンが止まないなら
その手を離すな
汚れてしまうならきれいごとでもいい
その肌も 嘘も 愛も 日々も
君とおちる
満たされるためなのです
すべてを失うのは
だからもっと近くに
なにも見えなくなるくらい
裁けないけど有罪
君も僕も有罪か
触って 触って 触って 消して
サイレンが止まないから
この手を繋いだ
汚れてしまうならきれいごとでもいい
その肌も 嘘も 愛も 日々も 君と
おちる 散る
楽園は奈落の底