恋人の裁き方
※裏(現パロ)
椿様へ 16000Hit記念
ある日の夜、○○はリビングのソファーに座り、テレビをつけて見たい番組にチャンネルを合わせる。しかし彼女の隣に座ったイタチが彼女の手からリモコンを奪い取り、躊躇いもなくチャンネルを変えた。
「ねぇ、私はドラマが見たいんだけど。」
「俺は大河ドラマが見たいんだ、静かにしろ。」
「大河なんてつまんないでしょ、リモコン返して!」
「返すものか、○○はワンセグで見るんだな。」
「イタチの馬鹿!!」
「馬鹿で結構。」
怒った○○は、それでも仕方なく自分の携帯を開く。しかしその直後にテレビの電源が落ち、イタチは突然驚嘆の声を上げた。
「停電か?」
「部屋の電気はついてるわよ。」
「そうだよな…テレビが故障したのか?」
「ふふ、」
イタチの慌てようがあまりにおかしくて、○○は思わず声をたてて笑う。イタチはそれを見て彼女に詰め寄った。
「…何をした?」
「何もしてないわ。」
「…ワンセグ、見ないのか?」
「え?…あ、今から見るわよ、今から!」
「ちょっと画面を見せてみろ。」
「い、嫌だ、」
イタチは○○の腕から無理矢理携帯を奪い取り、画面を開く。すると…
「…リモコン…?」
「今の時代の携帯ってさ、テレビとかのリモコン機能ついてたりするよねー…」
「…」
「…ごめんなさい…怒った?」
「あぁ、物凄く。」
「…」
「…」
○○は黙り込んでしまったイタチに恐れをなし、すぐにテレビをつけた。しかし彼は大河ドラマに目もくれず、ソファーに彼女を押し倒す。すると途端に服の隙間からイタチの指が割って入り、彼女の秘孔に突き刺さった。
「あっ、んう!」
「…どうした?割とすんなり入ったぞ。」
「そんなことな、い、」
「もう僅かに濡れてきてるな、」
そう呟いたかと思った矢先、イタチは突然指を引き抜いて○○の服を剥がし、いつの間にか準備万端だった自身を押し入れる。当然ながら彼女は痛みに顔を歪め、両手でイタチの腕を強く握る。しかし彼はそんなことお構いなしに腰を強く打ち付けた。
「あぁ、あ!!」
「○○…ッ!」
「いやぁっ…痛っ…やあぁあ!!」
○○の抵抗など気にもせず、イタチはその腰の動きを止めようとはしない。そして彼はそのまま絶頂へと向かう。それを察したのか否か、○○は観念しその背に腕を回した。元々は自分が悪い、それはわかってる。
「イタ、チ、」
「…、っ」
「ごめんね…大…好き」
突然深く重なった唇、交ざり合う液と液、吐息と吐息、もう快楽の絶頂はすぐそこまできている、それに比例して喘ぎ声も格段に色気を増してゆく中で、彼は○○の耳元で静かに囁いた。
「
愛してる。」
恋人の裁き方(隠し味、たっぷりの愛情。)
2009.3/28
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