2015/07/22 01:40

部活が終わった柳と一緒に帰ることになった冬、突然走り出した柳に何事かと思ってみれば「コンビニまで競争して負けた方が奢り!」なんて叫ばれ、えーってなってる間に姿消える。全速力でコンビニ行ったら肉まん食べながら待ってる柳。何こいつって思って睨み上げるとお疲れ様って言いながらコーンポタージュの缶くれる。そんなとある日。
「ありがと・・・・・何その手は」
「立て替えた代金。お前負けたろ、早く出さないか」
「このやろう」
みたいな会話。冬に。マフラー巻いて白い息吐きながら。

赤也にそんなことされたら放って家帰る。少ししてから電話かかってきて「先輩まじねーよ!さいてー!きらい!」って叫ばれて、最後に小さい声で「・・・・・先輩のばか」って言われて電話切られる。次の日出会い頭に「先輩!昨日俺のことフったんすから、今日はおわびに奢ってよね!」って言われる。

丸井くん放って帰ったらすぐに家のチャイムなる。「てめぇふざけんなよ!さみぃだろ!早く入れろ!」って怒鳴りながら入ってきて、部屋で勝手に買ったもの広げだす。お菓子やら何やら。そんでそのうちの一つをこっちにポイって投げて、「やるよ。お前それ好きだったろぃ?」って笑うんだ。

仁王放って帰ってもその日は何も連絡ない。やばい怒ってるなーと思いつつ次の日学校行くと、柳生に「仁王くんが寂しがっていましたよ」って言われる。でもよく見たら黒子が。あ、こいつ仁王だな、と。「そっかーそれなら後でキスでもしてあげるか」って言ったら柳生が口元おさえながら「おま・・・っ」って。仁王でしょー黒子消せてないよーバレバレーって言うと観念して仁王に戻る。顔赤くしたままソワソワして目を合わせようとしないから「ごめんね」って謝りながらほっぺたにチューしてやる。「・・・・・何で口じゃないん」って不服そうな仁王くんと手を繋いで教室行くんだ。






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