忌々し過去
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『いだいっ、痛いよ!!』
「何やってんの、力抜けって!」
『だって〜!』
血がにじみ出て中断する事に、名前はあまりの痛さで泣いた。
「このくらいで泣いてどうすんの…。」
『うっ、う…。だって、大きいんだも!こんなの入んないよ!!』
駄々をこねる名前を宥めてお相手名前は再開しようと試みるが。
「ほら、大丈夫だから。」
『本当?』
「うん、本当!」
その言葉を信じて名前は足を開き、彼を受け入れる。
「………くっ!またかよ!」
『う゛、やっぱりやだっ!』
お相手名前のシャツを握りしめると怒る彼、名前はどうしようもない。
「シャツ、伸びるから!」
『だってお相手名前くん!痛いんだもん!!』
「まったくしょうがないな…。」
人生初の初体験はこんな具合で幕を落とした。
そして2週間後のこと名前は仕事中に彼からのメールが、それは驚愕な内容だった。
『は?どういう意味?』
「何、何?彼氏からのラブメール?いいわね。」
隣にいる先輩にあははっと作り笑いし名前は携帯を閉じた。