01.手帳(5/5)
「被害者の交友やその知人の男性を捜してくれ、あとトラブルがなかったかもだ。」


「「はい!」」



「それと市川さん、この手帳も調べてもらえますか?」


「おぉ、分かった。名字!」



爪を探している名前は市川に呼ばれた。



『はい!なんでしょ?』

「この手帳の指紋、筆跡の鑑定をやってもらえるか?」


『はい、分かりました。じゃ…、黒い爪が見つかりましたらお知らせ下さいね。』


分かったと市川と父は名前に鑑定を任せ、暑に戻った彼女は指紋やら筆跡の鑑定を時間をかけて丁寧に手帳を調べる。




『指紋は3人分、一つは被害者の女性…。あとの二つは不明。ん〜、手帳に被害者以外の指紋がどうしてついていたのかな?』



ぺらぺらと手帳をめくっていくと抜けているページがあり、彼女は不振に思うが、ある人物から電話がかかってきた。


『はい、名字です。』

「ヤッホー、名前!お仕事、ご苦労様。」


『絢音さん、どうされたのですか?』



珍しく絢音からの電話に驚いて作業の手を休めた。


「聞いたぞ、遼とマスターから!ふみ達が帰った後に警察庁の鑑識やってるって。」


『あ〜、おっしゃられてしまいましたか…。他のやつらには内緒なんですけどね。』



やっぱりかと絢音に言われ、苦笑いし名前は仕事の最中ということで電話を終わらせ作業は朝方まで続いた。

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