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20XX,XX/XX


>>13:00...


 あなたは新幹線に乗っていたはずが、気がつけば見知らぬ森の中を歩いていた。
 一体どういうことなのだろう……。辺りは木々に覆い尽くされ、先程まで居たはずの都会の面影は微塵もない。
 瞬き一つする間にこのような場所に移動するなどありえないはずだ。
 夢なのか、何かの超常現象に巻き込まれてしまったのか?
 あなたはしばらく立ち尽くしていたが、急に体中が不気味な感覚に襲われ、意識がはっきりとしてくるだろう。
 何か――誰かが、居る気がする……第六感がそう告げ、根拠もないのに確信してしまう。この森には、『何か』がいる。

 森の中はひたすらに薄暗く、ずっとここを彷徨っていたら発狂してしまいそうだ……。
 とにかくこの森を脱出しなければ、おそらく命はない。

 あなたは前に歩き出した。


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