story | ナノ
目が覚めると、そこは
「異質」だった
灰色のコンクリートで固められた
窓ひとつない薄暗い部屋
見覚えのない
男女高校生11人
そして部屋の中央には
棺がひとつ
「ここは…一体…」
「つーかお前ら誰なんだよ!!」
「何なの…これ…ここから出してよ!!」
「そんなことより…!真ん中にある
アレは何なのよ…!あの中に
何が……、
誰が入ってんのよぉぉ!!!」
恐る恐る開けた棺の中には、
眠るように息絶える少女
彼女の手には
一通の手紙が握られていた
『この11人の中に私を殺した
犯人がいる
お前らに与えられた
「断片的な記憶」で犯人を探せ
その謎を解くことができれば、
犯人以外の人間は生き残ることができる
ただし制限時間は
12時間
それまでに
犯人を見つけ出すことができなければ
全員死亡』
手がかりとなるのは、彼らに与えられた
「断片的な記憶」のみ
制限時間内に
犯人を見つけられるのか?
この場に彼らが
集められた理由とは?
そして、
犯人とは一体
誰なのか……?
ピース-記憶-とピース-記憶-が繋がるとき、
一枚の絵が出来上がる
Piece PEACE Piece
『さあ、
絶望-ショータイム-の始まりだ』