獄寺×雲雀 隣で眠る雲雀を見詰めた。 白い肌をじっと見詰める。 淡々と話し、時々俺に笑ってみせる。 それで好きなんだとお前は言う。 綺麗だった。 内に潜めるものを隠しているように俺には思う。 俺はナイフを握る。 目の前に殻に包まれた白い果物があったとする。 それを割って中を確かめたいと思うに違いない。 人間が白々しい肌で隠している赤を見たくなった。 息を呑んだ。 白い肌の下に赤があることを。 鳥肌が立った。 狂おしいくらいに。 興奮した。 ナイフを雲雀の首筋にそっと近づけた。 雲雀が目を覚ました。 驚いた黒い瞳が俺を映す。 怯えていた。 そのまま俺は夢中になって雲雀を犯した。 嫌だって言いながら泣いていた。 いつか俺は、こいつを殺しかねない。 それならいっそ、 今、 end 100908 main |