え、ちょ、最初からフル装備ってどういうこと!!

××

前回のあらすじ、チートタイムはないと思う、以上!!

……じゃなくて!!なんだこの状況!!

トランシーバー持ってなかったら私即捕まっていたというか、狩られてたよね!!

なんかもうアイツ等捕獲しようじゃなくてひと狩りしようぜ!!な雰囲気でやってるんだけど

しかもアイツ等財閥まで動かして何やってるんだよ!!それが大人のやることか!!

くそっ、アッチがその気なら意地でも捕まってやんねぇ

手始めに……あの人に電話しよう

そう思い、ポッケから携帯を取り出しある番号に掛ける

そして、


「……霧野先輩、たっきゅん先輩のメイド服パンチラ写真要りませんか?」


「詳しく聞こう」


やっぱ、頼れる先輩って大事だよね←

いやー、この前学祭でたっきゅん先輩がメイド服着ていたときにパンチラしていたから撮ってたんだよね

ちなみにその隣であかねんも撮ってました


「いやー、実はですね、大人達の注意を引いて欲しいんですよ」


「具体的には何をすればいいんだ?」


「いま稲妻町にですね、有名人なサッカー選手がわんさか集まってくるんで、中学生ネットワークを使って色んな人にサッカーバトルを申し込んでください」


サッカーバトルは一度申し込まれると絶対に断れない

しかもそれがプロのサッカー選手なら尚更逃げれない

アイツ等がサッカー選手だということを逆手にとった罠という訳さ!!

今まさに外道とか思った奴は女子限定で私の部屋に来なさい←


「サッカーバトル……か」


「霧野先輩にも悪い話じゃないでしょ?たっきゅん先輩だってプロと試合できるっていったら簡単に誘いにのりs「よしわかった、俺にまかせろ!!」


……現金な先輩って素敵だよね

ともかく、これでなんとか大人達による警戒網は半減されただろう

あとは白恋のゆっきーさんや木戸川のきっしーさんにしーちゃんとてるみん様を足止めしてもらって

海王辺りにおそらく海にいるであろうつなみんを足止めしてもらい、新雲辺りにしゅーちゃんを足止めしてもらおう

で、皆に足止めしてもらってるあいだにパソコンを取り出しサーバーにアクセスし……


「めがねん、この私を超えられたと思うなよ?」


逆ハッキングを仕掛け、稲妻町全ての監視カメラを私の制御下に置く

10年前、誰が稲妻町の可愛い子の写真や動画を撮っていたと思っているのだ、盗撮などお手の物だ!!←

これで侵入が容易くなったぜ!!

さぁ、私のこの攻撃にアイツ等はどう出る!!

××


「大変です!!監視カメラとか全ての電子機器がハッキングに合って制御できません!!」


「突然中学生達が俺たちにサッカーバトルを申し込んでk、ってうわぁぁぁ!!」


「なんで海王の連中が居るんだよ!!」


「え、ちょ?雪村?なんで……」


「……鬼道さん」


「あぁ、間違いない、亜紀だ」


スピーカー越しに聞こえる大人達の阿鼻叫喚な声

こんなことができるのはやはりアイツしかいない

この出来事が更に、大人達を燃え上がらせていた


「どうしますか?このままだと逃げられるんじゃ」


「問題無い、既に手は打ってある」


そう言って鬼道が指差した1つのモニターには1人の人物が映っていた

それは誰もが見知った……


「いくらあいつでも、これには勝てまい」

××

ふー、なんとか全員分のプレゼント買えたぜ

株で事前に儲けといてよかった……鬼道財閥とかパネェ

さて、そろそろこの公園から移動するか

あまり同じ場所に居るとすぐつかm「見つけたぜ」

………うん、


ゆっくりと後ろを振り返る

見えてきた影は3つ

そこには、


「覚悟はいいよな、亜紀」


「10年間よくも待たせてくれたね?」


「なんかよくわかんないけど捕まえさせてもらうよ!!」


円堂とフィッチーとロココンが居ました

何このチート軍団

なんなの、なんでラスボスに対してフル装備のチートキャラ状態にしてるの?

そういうのは普通二週目から出てくる裏ボス用でしょ

絶対この作戦考えたのきーちゃんだな、ちくそう

ともかく、こうなったら……


「疾風ダッシュ!!」


「あっ、待て!!」


待てと言われて待つ馬鹿は居ない!!

というか今捕まったら完全にバッドエンド一直線だろ畜生!!

第一何時狩屋に戻るのかわからない状況でアイツ等に捕まってたまるかっ!

だからっ、


「プレゼントフォーユー・バージョンペンギン爆弾!!」


「うわっ!」


「危ない!!」


「ロココ、フィディオ!!」


必殺技のペンギン爆弾を使ってフィッチーとロココンにプレゼントを配る

多少荒っぽいが、まぁ…壊れやすいものじゃないし大丈夫!……たぶん

ともかく、これであの三人が足止めされている間に、逃げる!!


「疾風ダッシュ!!」

「しまった


円堂たちが気づく頃には既に私は相当の距離をとっており、もはや捕まえることは不可能な状況だった

なんとか逃げ切り、誰もいない路地裏に駆け込む

たっく、何なんだよ畜生!!

きーちゃんの野郎鬼畜な作戦立てやがって

初っ端からあの三人はないだろう普通!!


壁に背を預け、次の作戦を立てる

まだまだ配ってない連中が多いから、ともかく配れる範囲は配って、配れないのは宅配便でも使おう

私を捕まえようとして散々時間を食わせたアイツ等が悪い、うん

そう結論づけ、ここから近いプレゼントを配る場所はどこかと考えていた時だった


「見つけたぞ、亜紀」


更なる戦闘タイムが突入してきたのは



1R目からチートタイムは卑怯だと思う

(更なる佳境へと突き落とされた変態サンタ!←)

(はたしてどうなるのか、待て次回!!)

(……少しは休ませてくれ)

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