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試合が終わり、皆さんの所に戻る
うわー、髪が悲惨です……まぁ、リボンが無事だっただけマシですかね
「やっほーですキルア君、チイさんの勇姿を見てくれましたか?」
「なーにが勇姿だよ、お前ほとんど武器に頼ってたじゃねーか」
「なにおうキルア君、武器を使って戦うのだって立派な戦いですよ」
キルア君が相変わらず憎まれ口を叩いてきてチイさん悲しいです
一体どういう育て方をしたらこんな風に育つのやら
「あ、そうだ、誰か鋏持ってませんか?」
「鋏?んなもん何に使うんだよ」
レオリオさんがそういいながらバックをガサゴソ漁る
私はそれを見ながら髪の毛を指差した
「ん、この髪を切りそろえたいですよ、流石にこのままじゃ不恰好ですから」
「なるほどな、ほらよ、医療用の鋏だけどそれでも髪くらい切れるだろ」
レオリオさんが投げてきた鋏をキャッチする
うわ、危ないです、鋏とかの刃物は手渡しするのが常識でしょーに
「さんきゅーですレオリオさん、お礼として闇医者としての働き口を紹介しますよ」
「なんでだ!!てか俺は普通のまっとうな医者になりてーんだ!!」
「え?その顔でそれを言うですか」
「どういう意味だこのヤロー」
キャー、レオリオさんに殴られる前に退散です退散
まったくもー、これだから冗談が通じない人との会話は辛いです
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