愛と自由と狂気を混ぜて2で割った物 | ナノ
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血がべったりとこびりついたナイフをハンカチで拭く

うーん、これはあとでちゃんと手入れしないと


「一応私が勝ちましたけどー、この後どうすればいいんですかー?」


『さっきの403番のペナルティで50時間そっちに用意された個室で過ごしてもらう事になる』


「えー、なんですかそれー、知っていたらもっとさくっと勝負決めてたのにー」


ちぇー、もうちょっと早く勝負を決めればよかったー

50時間だなんて退屈すぎますよ

トボトボと元来た道を戻っていく


「……チイ、お前は」


クラピカさんが真っ赤な目をして私を睨んでくる

他の皆も信じられないって顔をしてる


………あはっ


「立ちながら話すのもなんですし、早く個室に行きましょう!チイさんさっきの戦闘で疲れちゃいましたし」


そう言って皆より一歩早く個室へと向かう

楽しいなぁ、楽しいなぁ

クラピカさんの目、綺麗だなぁ

これは団長さんが欲しがる理由がちょっとわかったかもです


「ほら、早く行きましょう?せっかくの休憩なんですから」


たっぷりと、腹を割って話そうじゃないですか



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