先日公開したリクエスト短編「Out of Zero」について、若干のネタバレを含む裏話です。
こちらの作品、アクセス数からは粛々と読んで頂けてる感じはあるのですが、これと言った反応を頂くこともなく、自分の中二病世界に入り込んで暴走し過ぎたかなあと思っています←
でも、リクエスト主の日下さんが何回も読んでくださってるらしいので、よかったです。
そんなわけで、需要がなさそうですが公開時に前振りもしてしまっているので、ちょろっと裏話です。
もしこれから読んでくださるつもりの方がいらっしゃれば、作品読了後にお読み頂いた方がいいかもしれません。
少し行数空けます。






では、少しだけお話させて頂きますね。
こちらの作品は、かの有名な児童文学「オズの魔法使い」をモチーフに取り入れています。
オズの魔法使いは、飼い犬のトトと一緒に家ごと竜巻に飛ばされてカンザスからオズの国に迷い込んだドロシーが、カカシやブリキのきこり、臆病なライオンと一緒に、それぞれの願いを叶えるために黄色いレンガ道を辿ってエメラルドの都へと向かうお話。
「Out of Zero」の目次に書いてある「Follow the Yellow Blick Road」は、古典ミュージカル「オズの魔法使」の楽曲名から頂いています。
お話の舞台を東9区にしたのは、ドロシーがカンザスから飛ばされてきたとき、東の悪い魔女が家の下敷きになっていたからです←単純！

なので、ラストでリンとアヤハの2人は願いを叶えるために、エメラルドシティへと向かいます。
色褪せたレンガ道は、朝陽を浴びて黄金のレンガ道に。
背後から太陽が昇っているので、西へと向かっていることになります。
そういえば、西遊記も仲間たちと一緒に西へ向かっていますね。


私がこの「オズの魔法使い」を好きなのは、オズの魔法使いが実は普通の人間だった、という結末の意外性もあるのですが。
それぞれがオズの魔法使いに願いを叶えてもらうためにエメラルドの都を目指し、困難に向かっていくうちに、いつの間にか自分たち自身で願いを叶えているというのがすごく素敵だなと思っています。
だから、アヤハとリンも、きっとそうなるんじゃないかなあと。
まあ、そんなにうまくいかないと思いますけど。
その前に、続きませんけどね(･_･;

あと、タイトルを「Out of Zero」にしたのは、頭文字を「OZ」にしたかったからです。

そんな、オズの魔法使いっていいよね！ というお話でした。


私、SFというジャンルに憧れていて、ハードSFよりちょっと現代ファンタジー寄りの方が好きです。
アンドロイドが出るお話とか。
アシモフのロボット工学三原則とか、この作品にもチラッと出しましたが、アシモフ天才！と思ってます←失礼
で、SF設定のBLを読みたいとずっと思っているのですが、前も言いましたけどなかなかなくて。
あってもアホなので、設定がややこしかったら頭に入ってこなかったり。
自分に読めるSFBLを、まだ探している途中です。
オススメがあればぜひ教えてください(^^)

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