僕の駄文アカデミア25
2018/10/14 13:39
【クソナードとクソ煮込み23】
爆豪「……」
緑谷「……」しゅっしゅっ
爆豪「……漫画、描いてんのか?」
緑谷「そうだよ」かきかき
爆豪「……なぁ、デク……」
緑谷「何?」しゅっしゅっ
爆豪「それ……もしかしなくても……俺、だよな……?」
緑谷「そうだよ」かきかき
爆豪「そうか……なぁ、デク……」
緑谷「何?」しゅっしゅっ
爆豪「そっちの奴、半分野郎だよな……」
緑谷「そうだよ」かきかき
爆豪「そうか……そっかぁ……なぁ、デクぅ……」
緑谷「何?」しゅっしゅっ
爆豪「その漫画よぉ……何か俺と半分野郎が……凄いことになってる気がするんだけどよぉ……」
緑谷「そうだよ」かきかき
爆豪「そうだよ、じゃねぇわアホが!!!!」BOMB!
緑谷「ちょっと爆破やめてよクソ煮込み。口からクソ捻り出させられたいの?」
爆豪「過激な発言控えろや!つーか俺の怒りと爆破は正当なモンだからな!?」
緑谷「何でキレてるの?」
爆豪「本当に意味が解りませんって顔やめろや!!!!てめェ自分がこれ……こっ、こんな……こんなんされたらキレるだろ!?」
緑谷「こんなって?」
爆豪「いや、だから……ほら……こんな……な?」
緑谷「はっきり言って」
爆豪「だ、だからぁ……俺と半分野郎が……こう……アレなことを……」
緑谷「何を言いたいか判らないよ。もっとはっきり言って」
爆豪「……ああああああああッ!!!!!!だからァッ!!!それ!!!俺と半分野郎が【自主規制】してるだろ!?てめェも誰かと【自主規制】してるようなモン描かれたらキレるだルォォがァァァァッ!!!!!」
緑谷「ちょっとかっちゃん、此処寮だって忘れてない?皆に聞こえたらどうするんだよ」
爆豪「てめェがキレさせてんだろうが!!!!死ね!!!!!」
緑谷「落ち着けSMASH」SMASH!
爆豪「うぉあッ?!」しゅばっ
緑谷「落ち着いた?」
爆豪「落ち着くどころか肝が冷えたわボケェッ!殺す気か?!」
緑谷「大丈夫だよ、かっちゃんなら臓物ぶち撒けても死なないよ」
爆豪「俺はゾンビか何かか!?」
緑谷「まぁ腐ってるもんね」
爆豪「性根がな、って何言わせんだ腐っとらんわ!」
緑谷「僕、かっちゃんの結構ノリが良いとこ好きだよ」
爆豪「お、おぉ、ありが……いや違う、話を逸らすな」
緑谷「ちっ」
爆豪「舌打ちやめろや」
緑谷「はぁ……何なんだよもう……これくらいでガタガタ言わないでよ……」
爆豪「開き直んなや殺すぞ。ガタガタ言うに決まってんだろ、俺が出てんだぞおい。しかもあのクソ半分ナメプ野郎とクソみてぇなことしてるクソ漫画描かれてんだぞ、俺は。泣いて暴れ回っても許されるレベルだぞこれ」
緑谷「クソクソ言い過ぎだろクソ煮込み、どんだけクソ好きなんだよ」
爆豪「黙れクズナード」
緑谷「クソからクズになってしまった……タイトル変えなきゃ……」
爆豪「変えんでええわクソナードが!つかてめェ判りきってたけど全く反省してねぇなおい!」
緑谷「君相手に反省したら負けかなって」
爆豪「怒り通り越して怖くなってきたわ……何なんだその俺に対する態度は……」
緑谷「ワンチャン」
爆豪「はいそうですねごめんなさい!俺が悪いね!はい!」
緑谷「解ってくれたら良いよ。じゃあもう邪魔しないでね」
爆豪「いやそれとこれとは別だから」
緑谷「解せぬ」
爆豪「解せるわ。つーか何でこんなん描いてんだよ。嫌がらせか。俺は解るがあのナメプ野郎もって……あいつてめェのダチじゃねぇのか、おい」
緑谷「いやそれとこれとは別だから」
爆豪「解せぬわボケ」
緑谷「だって君と轟君の組み合わせって結構需要高いんだよ」
爆豪「……は?需要?何処の?」
緑谷「腐った方々の」
爆豪「……???」
緑谷「あのねかっちゃん、僕みたいなクソナードの中には腐ったクソナード……つまりBL好きも居るんだ」
爆豪「びーえる……」
緑谷「ボーイズラブの略。男同士の恋愛だよ。さっき見たでしょ?アレだよアレ」
爆豪「アレ……」
緑谷「そう。でね、そんな腐ったクソナード共は節操がないの。漫画、小説のキャラクターは勿論、実在のヒーローをあんなホモやこんなホモにして漫画……所謂同人誌にしたりするんだよ」
爆豪「ヒーローをホモ……」
緑谷「ねぇ、かっちゃん。そんな腐ったクソナード共が、雄英の、ぴっちぴちの青少年を、見逃すと思う?」にこっ
爆豪「ひぇっ……」
緑谷「君は性格がクソ煮込みな上にヴィランに襲われたり攫われたりしたせいか、同人誌では大体ヴィランに捕まって監禁調教されてるよ」
爆豪「腐ったクソナードこわい……」がくぶる
緑谷「因みに僕は体育祭での印象が強過ぎたせいか、サドとマゾ合わせ持ったクレイジーサイコホモ野郎としてよく皆をぶち犯してるみたいだよ」
爆豪「……って、お前も犠牲者じゃねぇか!つーか皆!?」
緑谷「そうだよ。因みに同人誌にはホモもあるけどノーマル、つまり男女ものもあるんだけど、それも合わせれば僕はA組全員抱いたし先生達も何人か抱いた」
爆豪「えっ……何で平然としてんの……こわ……」
緑谷「僕も腐ってるし、描く側で結構色々やってるから、まぁ」
爆豪「てめェそっち側かよ!いやあの漫画でそんな気はしてたけども!」
緑谷「いやぁ、僕こっちの才能があったみたいでさ。赤字上等の趣味のつもりだったんだけど、今は結構黒字なんだよね。因みにさっきの漫画は新刊だよ」
爆豪「どっぷり腐海に浸かり込んでんじゃねぇよクソナードが!ヒーローになるんだろ!?作家志望じゃねぇだろうが!」
緑谷「副業やってるヒーローなんて今時いっぱい居るからセーフ」
爆豪「アウトだわ!完ッ全にアウトだわ!同人作家が副業のヒーローなんて完全にアウト!しかもネタがヒーローって!ホモって!スリーアウトチェンジ!ゲームセーット!!!!!!」
緑谷「今日のかっちゃんテンション高いね」
爆豪「高くしたくてしとらんわ!つーかもうこんなんやめろ!描くな!」
緑谷「えー……残念だなぁ……もう一つの新刊、僕とかっちゃんのなんd」
爆豪「詳しく」
緑谷「食い気味か」
爆豪「俺とお前が何だって?」
緑谷「顔近っ……僕とかっちゃんのBL同人誌だよ。どっから情報漏れたのか知らないけど、僕達が幼馴染だって有名らしくてさ。これもまた結構人気の組み合わせなんだよ」
爆豪「ンだよ、腐ったクソナード共もちゃんと解ってんじゃねぇか」
緑谷「何がだよ、ドヤ顔やめて腹立つ」
爆豪「で、そのもう一つの新刊とやらはどんな内容なんだよ」
緑谷「無視か。というかさっきやめろ描くなって言ってた癖に興味津々か」
爆豪「記憶にございません」
緑谷「まじかかっちゃん」
爆豪「で、内容は?ラブラブなハッピーエンドじゃなかったら殺す。鬱展開とかも殺す。悲恋系も殺す」
緑谷「実質一択しかないんだよなぁ……まぁ、君と轟君のがきつめだから、こっちはラブラブほのぼの系なんだけども」すっ
爆豪「……」ぺらっ
緑谷「……」
爆豪「……」ぺらっ
緑谷「(めっちゃ真剣に読んでる……)」
爆豪「……」ぺらっ
緑谷「……」
爆豪「……ふー……」
緑谷「(天を仰いでる……こわ……)」
爆豪「……」
緑谷「……」
爆豪「……尊い」
緑谷「大丈夫?語彙力の死んだクソナードみたいになってるよ?」
爆豪「神かよ……お前……お前、神かよ……」
緑谷「駄目だ、語彙力が死んでる。元々クソしか言わないレベルの語彙力だったけど」
爆豪「だってこれ、おま、俺とデクが、俺とデクがすっごいもう、何かもう、もう、尊い……やばい……」
緑谷「かっちゃんが壊れた……どうしよう……叩けば直るかな……」
爆豪「あ〜〜〜……なぁデクぅ……」
緑谷「えっ、何」
爆豪「お前さぁ……俺とこんな風になりたかったりすんのか?」
緑谷「えっ」
爆豪「いや、金の為だけに描きましたっていうには、俺と半分野郎のやつより何か熱?気合い?が籠もってる気がして。絵も心做しかこっちの方が丁寧に描かれてる気がすんだよ」
緑谷「気のせいだよ」
爆豪「へぇ……」にやにや
緑谷「何だよ」
爆豪「いやぁ?別に?」にやにや
緑谷「その顔やめてよクソ煮込みがァッ!!!!」SMASH!
爆豪「話の流れェッ!」ドゴォッ
緑谷「はぁ……はぁ……つい殺っちゃった……まぁかっちゃんだから大丈夫か……とりあえずクソ煮込みは部屋の外に捨てとこ」ぽいっ
緑谷「……もう少し素直になりたいなぁ……はぁ……もう寝よ……」
――――
緑谷「おはよう皆」
麗日「おはよう……デク、さん」
緑谷「えっ」
蛙水「ケロ……おはようデク、さん」
緑谷「!?」
上鳴「よう!同人誌界でA組全員抱いた男デクさん!おはよう!!!!」
緑谷「!?!」
切島「緑谷……なんつーか……声、もう少し小さくした方が良いぞ」
緑谷「Oh……」
轟「緑谷……」
緑谷「と、轟君……」
轟「次は俺と爆豪じゃなくて俺と緑谷のやつ描いてくれ」
緑谷「良かったいつもの轟君だ」
爆豪「良かねぇわクソが!ナメプ野郎はヴィランに殺られてろ!」
緑谷「わ、かっちゃん何処から涌いたのおはよう。あと轟君はヴィランに殺られる系より父親にヤられる系が多いよ」
轟「死にたい」
爆豪「おまっ……クソナードてめェ鬼か!?おい轟、しっかりしろ、生きろ」
轟「あの爆豪が優しい……こわい……」
爆豪「失礼かよ死ね!」
轟「良かったいつもの爆豪だ」
爆豪「死ね」
緑谷「クソ煮込みがそう簡単に優しくなるわけg」
相澤「緑谷」がしっ
緑谷「ひぇっ」
相澤「ちょっと小耳に挟んだんだが……お前、成人向け同人誌とかいうやばいもんを描いてるそうだな?」
緑谷「いや、そんなにやばくは」
相澤「お前今何歳だ?」
緑谷「……」
相澤「……」
緑谷「……」
相澤「……ちょっと職員室まで来て貰おうか」にこっ
緑谷「OMG」
同人誌全部没収されたし新刊落としました。
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