こんなぼろぼろの手じゃきみに会えないな

彼女が居るひとを好きになっていっそしんでしまいたいとさえ思った夜があったこと
あなたが知らないだけ
わたしのいちばんかわいい季節
全部きみと居れたらいいな

なみだよ海となれ
かなしみよ森になれ

怒らないで
わたしの恋が今日終わる
まさかのきみ
きみがわたし以外の人を好きになるということがこんなにもつらいことだなんて思わなかったよ
しあわせになれないなら
こんなきもちいらない
わたしのいちばんの味方でいて
どこにも行かないよ

きみをみつけたこと
きみとなかよくなれたこと
きみをすきになったこと
きみがわたしからはなれて
わたしのともだちをすきになったこと

きっとわたしは人の形をした何かで、この世界を意味があるかのようにするためだけの存在で、在るようで無くて、それでもやっぱりきれいなものを見ると涙が出て、たとえばこの先も人になれないとしてもどうかわたしが君を好きだったという気持ちだけはずっとこの世界にキセキという名前で残りますように

息がしにくい
やさしいドラゴン
話し相手
憎悪だった
かわいくなりたくない
女の子に成り下がるのなんかやだよ
きみとだったらいいかな
泣かないことが偉いなんて大間違いだ
君は年上が好きだという
うんと愛さなきゃいけない
わたしの言葉は君を傷つけるのかな
あたらしいものに夢中になって君がわたしを忘れたりしませんように

わたしをみつけてくれたこと、感謝します
ほんとうにありがとう





スナフキン
お返事をくれてありがとう。こちらは冬に近づいて、うんと寒くなりました。わたしはなにも変われないまま今も生きています。前の手紙より、少しやせました。もうムーミン谷にも冬は来ましたか。
旅の無事を祈ります。