親愛なるスナフキン
あなたと一緒に南の国へゆきたいです
きみをすきだとおもうつよさはエゴ
きみをまもりたいとおもうのもエゴ
きみが髪を切った理由を知りたい
きみの長くてふわふわであかるい髪の毛が
わたしだいすきだったんだよ
つかみどころがないところも
なに考えてるかわからないところも
気まぐれにわたしの心を握りつぶすのに
あなたの彼女がうらやましかった
あなたにヤキモチをやいてもらえること
あなたに好きだと言ってもらえること
あなたのいちばん近くであなたのことを考えてあなたに好きだと言える特権
わたしもそんな風にあなたを困らせたいよ
わたしで心をいっぱいにさせたい
どんな言葉を使えば君を夢中にできるんだろう。どんな言葉を使えば君をしばりつけておけるんだろう。
君を呪う言葉が欲しい
この世界のどんなものも、君の笑顔の前じゃ等しく意味のないものになる。どんな欲望も、どんな汚いことも、君の笑顔の前じゃなにも悪さができなくなる。この世界の神さま。わたしだけの神さま。
かっこいい曲みたいな生き方
濡れた金木犀の匂いでむせそうなった
息をすうたびに涙が出そうになった
意外とかわいいとこあるね
つめたい風がわたしの頬をはたく
どうしよう、秋だ
この季節に大切な君を失う気がした
どこにもいかない
どこにもいけない
目が合ったのは嘘じゃないよね、確かにあの時は、君もわたしを見ていてくれたと、思っていいんだよね
わたしとキスをするために目をつむるきみをどうしようもなくかわいいひとだとおもってしまう
すき
すきなの
ごめんなさい
すきでごめんなさい
もうどうしようもないの
自分じゃどうしようもないの
あなたとはなしたいの
あなたにさわりたいの
ただとなりにいたいの
たくさんのありがとうをありがとう
建ってるものひとつひとつが、虫みたいに見えた夜だった。あちこち不気味に光らせて、わたしの歩く道を曖昧に濁らせる。誰のことも愛せないような気がしていた。涙も出ない夜だった。
もうなにも考えたくないよ