きろ様相互記念。イケレン×レンが大好きなリン。同性愛要素があるので苦手な方は注意。 イケレン⇒『レン』 レン⇒レン となっております←オイ 「………だめだ。」 「………どうしたの?『レン』。」 今日はマスターがお出かけしてて、お隣りさんのマスターもお出かけしてて、こっちのリンもお隣りさんのリンもそれに同行してる。ようするに、女組はこの場にいなくて、僕と『レン』はそれぞれの楽譜をもって、僕の家にお留守番してるんだけど、急に『レン』が頭を抱えた。 何だか心配になって近寄ってみると、げっそりとしたレンがこちらを向いた。 「レンはさ、女装って堪えられる?」 「へ??」 何だか間の抜けた返事をしてしまった。どうやら『レン』の次の曲は、他所のカイ兄やがく兄と歌うことになっているらしい。そこまでは良いのだが、どうやら『彼』はゴスロリを着なきゃいけないんだとか。 「ゴスロリって、あのふりふりした感じのだよね?」 「そ。一昨日マスターが買ってきたんだよ。黒と黄色が基調になってて、まぁたぶんリンが着たら可愛いんだけど俺が着ることになってるってオチ。」 「…………その服、悪ノ娘みたいだね、なんか。」いや、王女様のドレスとゴスロリを一緒にしちゃいかんだろ、と『レン』に突っ込まれたけど気にしないどく。なんか歌は好きらしいんだけど、ゴスロリは絶対着たくないんだって。 でも、なら僕だって………。 「僕も次の曲、なんか小さい女の子が見るようなアニメの服着るよ。」 「はあ!?」 『レン』が椅子から落っこちた。あれ、なんか面白い。いたた、と頭をさする『レン』に少し補足説明をする。 「なんか、カイ兄とキスすると変身するらしくてさ。PVも撮ることになっちゃったんだよね。しかも猫耳・リボン・バナナステッキ付き。」 ここまで言えば『レン』の顔が引き攣ってきた。そりゃひくよね、とか思ってたら、行きなり腕を捕まれた。 「………っ、『レン』?」 「レンはさぁ、まだそのカイトとキスしてないの?」 「え?うん。」 「じゃあさ、」 『レン』がにやりと笑い、くい、と僕の顎を持ち上げた。必然的に僕と『レン』は見つめ合うことになるわけで、同じ存在のはずなのにかっこいいその瞳に吸い込まれそうになった。 そのまま、『レン』は僕の耳に口をよせて、勝ち誇ったように言った。 「俺でよければ、練習相手になりましょうか?」 「…………っていう夢みたんだけど。」 「ちょっと待てリン。おまえどういう夢見てんだよ。」 朝から俺を見て何を言い出すかと思ったら、この片割れは妙なことを言いやがった。 俺は男を好きになる趣味はない。というか、 「リン。いろいろ突っ込ませてくれ。」 「えー? うん、良いけど??」 と、言うわけで質問タイムにさせてもらった。 「1つめ。おまえ、いつ同性愛に目覚めた?」 「うーん?結構前からだよ!イケレン×レンが一番好き!!だから、この夢ほんとに嬉しくてー!!」 やべぇ、暴走してきた。 「2つめ。なんで今の話はレンの方で進んでたの?」 途中で話を切ったからか、少しむすっとしながらリンが答えた。 「だって、私がレンだったんだもん。」 そしてまたそのままイケレン×レンの話を始めるリン。 楽しそうなその横顔を見ながら、俺は何となく命の危険を感じたのだった。 俺の知らない間に (何となく、その夢の曲とリンが怖くなった。) あとがき⇒ きろ様相互記念リクエスト、『イケレン×レンが大好きなリン』でした^^ イケレン初、同性愛初、そんな感じの私が書いてしまったのでご期待に添えなかったのではないかととても不安です…………。 というか、私イケレンとマセレンの違いが分かってないんです← マセガキってなぁに?← 誰か教えてください>< きろ様、本当に相互リンクありがとうございました!お気に召しませんでしたら、返していただいても、書き直しを要求していただいても構いません。 本当にありがとうございました* ---------------------------------------------- 志音様ありがとうございます!そして、すみませんでしたァァァっ! 本当は『イケレン×リンで、レンが大好きなリン』というリクエストをしようと思ってたのですが、肝心な所を抜かしてしまって、腐女子リンちゃんというマニアックなリクエストになってしまいました; 穴があったら入りたいです。 それなのに、こんなに素敵な小説を書いて頂けて、感激です…! 暴走するリンちゃんに親近感が湧いたのは内緒です(笑) 相互、ありがとうございました^^ |