貴方の何気ない仕草が好き。 貴方の何気ない一言が好き。 貴方の何気ない笑顔が好き。 貴方の何気ない行動が好き。 貴方の何気ない全てが好き。 好きすぎて、どうしても視線を外せれない。外したくない。 目が合えば、お互い微笑み抱きしめあう。これはお決まり(任務の無い日限定だが)の行動。 この行動が好きだから、彼の全てが好きだから、今日も彼に視線を送る。 じっと見つめ、取り憑かれたように固まる。大好きな粘土もしまって、彼だけに集中する。 クグツを触る細長い指は滑らかに、そして正確にクグツ達を弄っていく。部品と部品の擦れる音が響く中、楽しそうに弄っている彼。自分より小さい筈の彼の背中が、とても大きく見えた。 彼のその姿に魅了されるがままに、ずっと送る視線。彼もまた、気付いているのだろうが振り向こうとしない。 それでも視線を送るのは止めないで、ずっと見つめる。 そして数分がたった後、とうとう彼は痺れを切らしたのか、クグツを弄っていた手を止めて、赤い髪を揺らせながらこちらへと振り向いた。 「……どうした?」 デイダラはにっこりと微笑み、眠たそうな彼の言葉に対して首を横に振った。 「ううん、なんでもない。」 そして二人は微笑み合う。 届け、愛の視線 ------------------------ 短くて、意味不明なものになってしまいました← |