善法寺伊作四年生設定




私はかれこれこの忍術学園にやってきて四年になるが1年生の頃からすごく気になっている忍たまがいる

それは四年は組の善法寺伊作である。

一年生の時から不運でそれなりに有名だった彼
そんな彼に対し好奇心が疼いて仕方ないのだ。

そんな疼きを我慢して我慢して我慢し続けて四年

私はふと気づいたのだ
彼は現在忍たまの四年生だが来年五年、六年と進級していくにつれ忍たまもくのたまも年々数は減少する
それは退学だけでなく四年生になり始まる忍務により亡くなる人間もいるのだ。

ただでさえ不運な彼のことだ。

いつ死ぬかわからないこの世界、この業界で死なないという絶対的な可能性はない。

それにそれは彼だけじゃない私にも言えたことなのだ。
果たして、私が死ぬその瞬間自分の人生に悔いなどなかったと言えるだろうか。いや、言えない。
そう改めて気づいた時、私は







数日間練りに練った計画が完成した。

好奇心を抑えることをやめた私の行動は素早かった
元から人間観察が趣味だった私はすぐに善法寺伊作のよく通り、人通りのない場所を割り出した

そして今日はなにかと善法寺の世話を焼く食満留三郎もいないというなんとも絶好の機会。

その機を逃さず私は事前に決めていた場所に大量の罠を仕掛けた

そして計画通りに善法寺にそこを通らせることができた。


するとなんともまぁ、綺麗に私の仕掛けた罠にかかる善法寺に思わず唇の端が上がる

連鎖的に発動されるその罠に善法寺は余すことなく餌食になる

一応命に関わるような罠はないがもしもの場合も想定してある。


しかし結局私が想定するような最悪の事態に陥ることなく善法寺伊作は終盤の罠にかかっていた。

運がいいのか悪いのかわからないが、もう実験壱は終わりである。


「うわっ!何!?」



善法寺の身体にドロリとかかった粘り気のある液体
私が作った水飴と水を溶かしてものである
身体に害はない。

さぁ、彼は今まで自分で不運故に罠にかかっていたが罠は尽きた

ここからどうなるかが私の本当に見たかった実験弐である


善法寺の方を見ると身体中を水飴で濡らして地面に座り込んでいる
小さくお風呂に入らなきゃという声を拾う
疲労困憊と言った様子だ。




ふと人の気配を感じて善法寺から視線を移す

するとそこにはなんの不運か男色家で有名の6年生が…




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