『ねぇマルコ。』

パイナップルみたいな髪の毛を
クルクルと指先で弄ぶ

「今仕事中だよぃ」

あたしのことなんか無視で
机に向かうマルコ

報告書が遅いエースのせいで
マルコの負担が増える
恋人であるはずのあたしより
机と向き合っている時間の方が
長いだろう

『少し休憩しよーよ』

「あと少しで終わるから待ってろよい」

『さっきからそればっか!!!
暇だしハルタとお喋りしてくる。
終わったら迎えにきてね。』

そう告げてベットから飛び降り
部屋から出ていこうと
ドアに手をかけ少し開いたところで
ドンと閉められた

後ろからマルコが閉めたらしい

「俺が仕事してるのに
他の男の所に行くのかよい?
感心しないねぃ。
ここで待ってろって言ったろい。」
耳元で低い声で囁かれる

この声に勝てず
ベットの上へ
大人しく逆戻り。




マルコさん。
書いてみたかった。
クールそうに見えて
実は嫉妬深い。独占欲強い。
とかたまらんなー。


意外と彼は嫉妬深い
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