2011/05/10 22:57
ロレルク(屋敷時代)
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「それではルーク様、創世暦時代…主にBD2699年に起きた出来事は…」
「譜術戦争、ついでに始まってから一ヶ月後に人類の半数が死んでケテル国とホド国も滅亡した」
教師の質問に怠そうに答えルークは視線を部屋の天井に向ける。そんなルークに少し苛立ったのか教師がまだルークが習っていない範囲の問題を意地悪く問い掛けた。
「なら、BD2709年に起こった出来事は…」
ルークが答えられないことを分かっているのか、にやにやと笑う教師にルークは頭の中である人物に話し掛けた。
『BD2709年って何があったっけ、ローレライ?』
『ふむ…BD2709年か……確か譜術戦争が終結してユリアが惑星預言を詠んだはずだが…』
ルークの頭に優しい暖かな声が響く。 生まれた時からずっと傍にいた存在であるローレライは自分が知らない事でもちゃんと教えてくれるのでルークは知らないことがあるとすぐにローレライに聞くことにしていた。
『ふぅん…じゃあとりあえず譜術戦争が終わったことだけ言えばいいのか?』
『まあ、それでいいだろうな』
それに納得したルークは頷くとこちらを見ている教師に口を開いた。
「BD2709年には譜術戦争が終結したんでしょう?」
薄く笑いながら目の前の教師に言うと驚いたように目を見開く。それを視界の端に入れながらルークは部屋を出る為に扉へ向かった。
「…っ、一体何処へ行くのですか!まだ授業は終わっていませんよ!」
「あんたが教える授業の内容…」
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途中で終わってた…。 |