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「リーダーの姉ちゃんなんだって?」

 アジトには私と荼毘の二人きり。少し古くなったソファに座っていると、彼も同じように隣に座ってきた。

「……違うよ、あれはただの言い間違い」
「なんだよ、照れてんのか? お姉ちゃん」

 語尾に可愛らしいハートマークがつきそうな口調に顔が引き攣った。こういうときだけいきいきしてるの本当に良くないよ、君。

「私が弔くんのお姉ちゃんなら、荼毘はお兄ちゃんだね」

 こちらも負けじと可愛く返事をすると、途端に冷めた視線が返ってきた。急に真顔になるのやめてよ。