龍如SS | ナノ
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「#年下攻め」のBL小説を読む
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▽桐生/アリの行列
「名前、そんなにアリを眺めて楽しいのか」
「うん」
「そうか」
「お菓子あげてみようかな」
「持ち運びやすいようにちゃんと砕いてやれよ」
一緒にぼーっと眺めてくれそう

▽尾田/呼び方
「尾田っちはさぁ」
「あ?どこぞの漫画家みたいに呼ぶんじゃねえ」
怒られた

▽龍司/夜食
「どうしよう」
「何がや」
「今からご飯を食べるか否かについて」
「名前の好きにせえ」
「今食べたら太るかな」
「ダイエットなら手伝ったるで」
「え!こ、殺さないで」
「おい、何を想像しとんのや」
「龍司くんスパルタっぽいイメージあるから」
「ほう。そら期待に応えたらなあかんな」
「じょ、冗談だよ冗談!」

▽龍司/夢主が妹
彼氏ができたら「ワシよりええ男なんやろうな?」って物凄く怖い顔するし、実は相手が誰なのか把握されている

▽龍司/夢主が妹
「あれ?お兄ちゃん?」
「飲み過ぎやで、名前」
「なんでここに?」
「お前の友達から"名前が酔い潰れとる"て連絡もろたんや」
「そっかぁ」
「前にも言うたよな。飲む量考えろて」
「えへへ」
「何がおかしいんや」
「迎えに来てくれてありがとう。お兄ちゃんだいすき〜」
「……アホらし。怒る気も失せたわ」
とは言いつつちょっとだけ嬉しそうに笑った龍司(兄)

▽佐川/空腹
「腹減ったな。飯でも食いにいくか」
「やったー!行きます!」
「お前を連れていくとは一言も言ってねえだろ。行くのは俺だけだ」
「ええ……」

▽佐川/最期
「佐川さんって、ろくな死に方しなさそう」
「おいおい、そいつは久しぶりに会った男にかける言葉じゃねえだろ」
「長生きしてくださいね」
「小娘に言われるまでもねえ」
「佐川さんがいなくなったら、おいしいご飯奢ってもらえなくなっちゃいますからね」
「どうせそんなことだろうとは思ってたよ」

▽佐川/いやなこと 
「他人に"絶対にされたくないこと"ってあるか?」
「色々ありますけど、佐川さんには言えませんね」
「俺と名字ちゃんの仲じゃない。聞かせてくれよ」
「嫌ですよ。言ったらするでしょう」
「どうだかなぁ」
「……まあ、佐川さん限定でされたくないことを言えば」
「おう」
「勝手にいなくなられること、ですね」
「お前ほんとに名前か?変なものでも拾い食いしたんじゃねえだろうな」
「失礼な」

▽佐川/寝転がっていたら
「うっ」
「おっと、そこにいたのか名前」
「佐川さん、今わざと踏んだでしょ」
「そんなわけねえだろ。人聞きの悪いこと言うんじゃねえよ」
「足元がお留守なんじゃないですか……っていたたたた!踏んでる!また踏んでる!!」
「悪いなあ、よく聞こえなくてよぉ。誰の足元がお留守だって?」

▽峯/真似
「……」
「何だその顔は」
「峯さんの真似。ポイントはこの眉間の皺です。どうですか」
「……」
「いだだだだ!!!!峯さん指の力強っ!!!眉間が陥没しそうですごめんなさいそれ以上押さないでください!!!」
「これに懲りたら馬鹿な真似はやめることだ」
「……」
「……」
「私の眉間大丈夫ですか?さっき峯さんがめちゃくちゃな力で押したから穴とか空いてませんか?」
「まだくだらないことを喋る余裕はあるようだな」
「すみませんなんともないです」

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