SSS other | ナノ
×
「#お仕置き」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -


「名前、今何時だと思っているんだ」
「……まだ七時」
「まだ、じゃないだろう。もう七時だ。そろそろ起きないと」
「起きてる」
「その台詞は布団から出て言ってほしいね」
「……」
「二度寝なんて雅じゃないよ」
「朝は雅じゃなくていい」
「起きなさい」
「いやー」
「わがままを言わないでくれ。……はあ、こればかりは仕方がない。強硬手段を取らせてもらうよ」
「あっ、私の掛け布団!」
「起きたら返すさ。こうでもしないとまた寝るだろう」
「こうなったら毛布だけは死守してみせる……」
「困ったな。こちらも奥の手を使わざるを得ないらしい」
「……」
「よいしょ、」
「!? ちょっと待って嫌な予感がする」
「少々手荒だが、これくらいしないと起きてもらえそうにないからね」
「起きる!もう起きるから!足持って引きずらないで!歌仙ー!」


prev next