「お主ならできる。他の誰が何と言おうと拙者が信じている」
「五ェ門……」
「自信を持て。まずは目の前にある物事をひとつひとつ片付けていけばいい。お主が心細いというのなら、傍で見守ろう。必要ならいくらでも手を差し伸べる」
「私、頑張る……!」
「その意気だ、名前」
「おいルパン、名前の奴は何か深刻な悩みでも抱えてるのか」
「ああ、散らかった部屋を片付けられないっつー深刻な悩みを抱えてるらしい」
「は?部屋を片付けられないだと?」
「名前ちゃんは掃除が大の苦手だかんなぁ……五ェ門に励ましてもらってるみたいだぜ」
「心配した俺が馬鹿だった」
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