「珍しいね、君が魚料理を作るなんて」
「まあね」
「肉を肉で巻いて食べるような肉食系女子の君にしては珍しいこともあるものだね」
「だって、今日カブト誕生日でしょ」
「は?」
「いや、だから誕生日」
「……」
「まさか自分の誕生日忘れてたの?」
「ああ、言われるまで忘れてた」
「しっかりしてよ。だから魚料理はね、誕生日のお祝いも兼ねてるの」
「……」
「誕生日おめでとう、カブト」
「……ありがとう」
「大蛇丸様の顔を描いたケーキも作ったんだよ。あとで食べてね」
「それはどうなんだい」
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