貴方を待っています | ナノ


*ある漫画のお話を混ぜております
*この話の宮地清志は原作と全く違います


彼と付き合う前から少しは悪い噂を聞いていた。
やんちゃしすぎて呼び出されたり、一番酷くて停学にもなったそう。
それでも私は彼が好きだから一緒にいるし、最近ではそんな悪い噂など聞かない。
暴力を振るったとか、夜、ほどうされたとか‥。

「ねえ、なまえ」
「ん?」
「あんたの彼氏、また悪いことしたらしいよ」
「‥え」

目の前が真っ白になった。
何したの?どうしてこんな急に?怪我してない?
次々と疑問が湧いてくる。
そういえば、昨日の夜も、今日も連絡取れていない上、学校に来ていない。
もしかして‥停学?

▲▽▲

放課後、学校帰り、宮地くんのお家に寄ってみる。
勇気を振り絞って家のチャイムを鳴らす。
ガチャ、と玄関から出てきたのは彼、宮地清志。
自宅きんしんだなんてことは嘘のような笑顔で迎えてくれた。

「ねぇ、宮地くん‥」
「ごめんな、停学とかもう二度とならねぇって思ってたのに‥」
「どうして?何があったの?」

そう尋ねると、夜、友達と騒いでたらさー、と返ってきた。

「もう‥‥」

呆れたように呟けば彼は、なあ、と話をしだした。

「俺、お前と付き合ってて幸せだな。こんなやつ彼氏で嫌じゃねぇの、とか思うけど、お前が嫌って言っても俺は離せないんだろうなって思ってる」

‥?

「今回、停学とか馬鹿みたいなのになったのは俺が浮かれてたせいだし」

何それ‥‥

「俺、ちゃんとけじめつけねぇと、しっかりしねぇと‥‥」

なぜだか嫌な予感がする。
そんな予感、感じたくもないのに‥‥彼の言葉はこれ以上聞きたくない。

「だからさ‥‥」

嫌だってば、聞きたくない‥‥!

「‥離れよう」

今日二度めとなる、目の前が真っ白になる感覚。
“離れよう”というのは距離を置こうってこと?それとも、もう終わりにしようってこと?
ちゃんと言ってくれないとわかんない‥‥よ‥‥。

「俺がけじめつくまで待ってて…なんて自己中だけど」

涙が止まらないでいる私を抱き寄せる彼の手は大きい。

「絶対、迎えに行くから」

迎えにくるっていつ?



20131207

要望あれば続き書きます
(それか私にやる気があれば)



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