貴方を待っています | ナノ


同じクラスの宮地に彼女が出来たらしい。
その彼女は特別可愛いというわけでも不細工ってわけでもなく、ふわふわした心が広そうな女の子だった。ということは、私、失恋ってやつをしたのだ。
ずっと前から好きだった。けど宮地くんは私をそういう風には見ていなくて、多分、ただの友達。

けど私の目から涙は出てこなかった。

多分それは、大好きな人が幸せだから。
だから、だから私は失恋しても大丈夫。
大丈夫なはずないんだけど、私は大好きな人のためなら…


「大好き、宮地くん。」


(大好きなあなたのためなら、失恋したって構わない。)




20130929



back
「#学園」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -