癖とはなかなか直らないものです。




「んっ・・・ぃ、」


「声出して・・聞きたい」


ぐっと腰を進める


繋がっている場所からぐちゅっと音がする

「ぁ・・・っっ!」


勇人は声が出てしまうといつも同じことをしてしまう


「咬んじゃ駄目」


勇人の腕を勇人の口から離す


「血でるよ」


両腕を顔の横で押さえ付けてゆっくりと腰を動かす


「っ・・・ゃ」


今度は唇を咬もうとしたので腕を背中にまわさせて勇人の口元を自分の肩に付ける


「・・そんなに声出すの嫌なの?」


「んっ・・・ふ、ぅ」


何度か頷き浅く呼吸する勇人になんだか我慢できなくなってしまい腰の動きを早くした


「あ・・〜っ!」


「い、って・・・っ」


「ごめ・・なさっ・・・ん、っ」


俺の肩を咬んでしまったことに気が付いた勇人は自由になった自分の手を咬もうと指を口元によせた


「もっ・・・俺の肩咬んでいいから、自分のこと咬むな・・って・・・!」


腰を動かしながら言う


勇人は少し迷った後俺の肩に咬みついた



「っ・・・、ん!」

「・・・っ」



咬み癖


癖は直すのが難しい


でも俺は直らなくていいと思ってる



「・・ゆ、と・・・っ」



自分の腕を咬もうとするのは困るけど俺のことを咬むのはかまわない



だってめったに痕を付けてくれない勇人の痕がつくから



「も、っ・・・ヤバい・・っっ」

「お、れ・・・もっ」



こんな考え可笑しいですか?



もやもやした想いのまま俺は達した



他からみたら苦痛でも俺にとっては喜びとして痛感



「はぁ・・・っ」


「慎吾さ、ん・・・ごめ・・んなさいっ・・・痕」



なのに君は謝る




何で


どうしてなのですか?




俺にとっては幸せでしかないのに・・・



*end*


ーーーーーーーーーー

また終わり方微妙になってしまいました


痛感って意味違う感じがしますが他の言葉が思い付かなかったので・・・orz


終わり



戻る