君の気持ち、僕の気持ち。 36



テスト1日目が終了

今日も学校に残っていつも通り勉強

・・・と思ったけど、どうやら今日は先生方の会議のため完全下校らしい


「どうする?」

「誰かん家でやるしかないよねー」

「俺の家今日無理だわ」

休日ならうち大丈夫なんだけどなぁ・・・

大野の家も基本無理だし

瀬尾も今日は無理らしいし

ほんと都合悪い

もういっそ諦めて帰るしか――・・・


「うちいいよー」


そう言ったのは瀬戸


「じゃあ瀬戸の家で「俺、帰るわ」」

「え?」


瀬戸の家だけは行きたくない

だって・・・


「佐東ってうち来たこと無いよね?いっつも俺が佐東の家行くばっかだし・・・何で?」

「う・・・だっ、て・・・、」


瀬戸の家には・・・――







「犬、いるしょ?」




「え・・居るけど・・・それが?」


「犬・・は・・・、苦手・・・です」


苦手というか怖い


「大丈夫だよーうちの犬大人しいから」

「そういう問題じゃ、」

「佐東来なかったら誰が俺に古文教えてくれんのさー」

「そうだそうだ、佐東以外誰も古文できないんだから」

「誰も俺に世界史教えてくれないくせにぃ!俺にメリット何か無いもんっ!!」

「だって佐東くんより頭いい人居ないもん」

先ほどまで殆ど喋っていなかった大野と瀬尾が話に加わり、半無理矢理家まで連れていかれる





頼られるのは嬉しいけれど







「ただいまー」






『わん!!』








それとこれは別だよ








大人しいなんて嘘じゃないかっ!!






もう、本当に無理。



36 完


(130517)



戻る


 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -