君の気持ち、僕の気持ち。 34



「クリスマスパーティーしよう!」

「は?」

「え?」

「何?」


上から順に佐東、俺、瀬尾、瀬戸の順に言葉を発した

因みに今は12月初旬

テスト3日前の為4人で勉強をしている


「だーかーらぁ、クリパしよクリパ!」

「何でいきなりそうなったの?」

「英文にクリスマスって出てきたから」

単純な・・・

「いいね!楽しそう」

「ね!絶対楽しい」

瀬戸と佐東って時々女子みたいだよな・・・

「瀬尾くんは?どう?」

「いいんじゃない・・・?」

あら、以外

今までことごとく断ってたのに・・・瀬尾もやっと俺らに慣れてきたかな

「大野ももちろん来るよね?」

拒否権無し

まぁ、いいか別に

「ん、行く」

「はい決まりー」

パチパチと手を叩く瀬戸と佐東

すると瀬戸はいきなり手を止めて言った

「でもいいの?大野と佐東付き合ってんでしょ?」

佐東の手も止まる

え・・・何で・・・

「何で知ってんの・・・?」

「夏にさ、ふたり喧嘩した日あったじゃん?俺帰るとか言ったけど実は仲直りするか気になって帰ってなかったんだよね」

「え、じゃあ・・・」

「一部始終見てました」

ピースをしながらイタズラっぽく笑う瀬戸

「まぁ、俺と瀬尾くんも付き合ってるから」

「え・・何で言うの?・・・別に良いけど」


マジか

全然知らなかった・・・

ってか別に良いんだ?


俺と佐東が唖然としている中、瀬戸と瀬尾は平然としていた。



34 完


(140515)



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