やられたらやり返せ。






「うぅ・・・寒い」

「そうか?家の中なのに?」

「・・寒いんです」


俺の部屋で寒そうに膝を抱えて丸まってる勇人

かわいいかも・・


「慎吾さんは寒くないんですか・・?」

「寒くねぇよ」

「触っても良いですか?」


ーードキッ


「いいよ」

そう言って手を差し出す

勇人って時々大胆・・

と思った次の瞬間

首に冷たい感触が


「ちょっ、ちゃんと手出したじゃん!」

「誰も手なんて言ってないじゃないですか、それに首ってあったかいらしいですし」


俺の首を触りながら楽しそうに笑う勇人


「なんでそんな冷たいの」

鳥肌立つくらいだ

「何ででしょうねぇ」


俺の首を触っていた勇人の手を取りぎゅっと握る


「冷たい・・・」

「あったかい」

「これでへーき?」

「はい、笑ったらあったかくなりました」


俺は逆に手冷たくなったけどね


・・・!


俺はあることを思いつき勇人の服の中に手を入れた


「っ!・・・ゎ」


「ね、勇人のこと暖めたら次は俺が冷たくなった、だから暖めて」


そう言いながら横腹辺りを触る

「ちょっ、と・・・っくすぐった」

そう言えば横腹苦手なんだっけ・・・


そう思って少し手を動かしたら

「ぁ・・・っ//」

小さく声を上げた


「ど、うしたの」

「わ・・かんない、けど俺・・・慎吾さんに触れられるとなんか・・っ」


そんな真っ赤な顔でかわいいこと言われると・・・


「・・今から両方暖まることしねぇ?」

「え?」

不思議そうな顔をした勇人を押し倒して上から見上げる


「直ぐあったまるから・・・もう我慢できないし」


やられたらやり返せ



これは流石に倍返ししすぎかな?


*end*



戻る