さっきから画面に集中できない

もう我慢の限界かもしれない


そう思った俺は体の向きを変えて佐々木を押し倒した


｢もう大体解ったしょ？｣

｢っ･･､｣

頷いたのを見てゆっくりと唇を重ねる

何度かくっつけては離してを繰り返し徐々に深くしていく

｢っ･･ん･･･んっ､｣

キスをしながら服の中に手を入れた時だった


｢――っちょ､待って！｣


いきなり中断された


｢何これ､俺が攻められる感じなの？俺ホモじゃないから攻められたこと無いんだけどどんな感じ？｣


何だ

いきなり｢やっぱ無理｣とか言うと思ったらそんなことか･･･


｢俺もホモだけど攻められたことねーよ､想像してみろ気持ちわりぃから｣

｢･･･気持ち悪･･･でもこれ俺が攻められる想像でも気持ち悪いんじゃない？｣

｢――･･･どうだか｣


中断されて停まっていた手を再び動かすと､突然のことに驚いた佐々木は身体を反応させた

そのまま徐々に上へと動かし胸の突起に触れる


｢さっき観たしょ？男でもここ感じるんだよ｣

｢っ･･･ぅ･･､｣


声､我慢してるな

その口を押さえている手を縛り付けてやろうか

なんて最初は思ったけどいいか

さて､いつまで我慢していられるか







ｰｰｰｰｰ･･･







｢ぅ･･あっ･･･ぁ､｣


佐々木の性感帯に隅から隅まで触れていく

感性が良かった所には何度も触れたりしているうちに佐々木は口を押さえるのを忘れていた


｢はぁ･･･あ｣


身体に触れながら佐々木の中に入れていた指の数はいつの間にか３本になっていた


｢そろそろ･･･いいか｣


指を引き抜いてすでに主張している自身を取り出す



｢たくさん感じろよ･･･――威瑠｡｣



34 完


(130801)



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