無色透明。 嫌



新崎と会わなくなって何だかんだで3ヶ月たった


どうしてだろう

新崎が頭から離れない


それは半年間たっても好きでいようと思っているからなのか

それとも



本当に新崎が好きなのか・・・



どうかそうであってほしい















「神谷先輩」

「――何?」

「また考え事してましたね」

「・・・」


そういえば最近しつこい位関わってくる


仲良くするつもり無いってはっきり言ったからもう関わってこないと思ったのに



「先輩この後空いてますか?」

「・・・空いてない」

「そうですか、じゃあまた今度誘いますね」


そう言って品出しに行った相手の後ろ姿を見て溜め息が出た


何なんだろう・・・


















バイトが終わり店から出ると先に帰ったはずの岸くんが居た


「・・・どうしたの」

「もう遅いですし危ないですから送りますよ」

「いいよ別に、女じゃないし」


そう言うと岸くんはにこっと笑って腕を引っ張ってきた



「女じゃなくても危ない人は危ないんですよ」




言葉の意味が解らない





「送りたいから送るってダメですか?」





何を言いたいのか解らない





「送らせてください」







解らない事だらけだ。



嫌 完


(130424)



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