このふたりで以後よろしく。 09



「守ってやりたいかぁ」


何だか、守ってやりたいって

好きとちがくない?


何て言うんだろう・・

もっと、こう



「俺とキスできる?」

「は?」

「恋人同士がするような」

この間のキスは誰にでも出来そうだし


「ディープできる?」

「・・・」

ほら、やっぱり

何言ってんのこいつみたいな顔しちゃって、やっぱ好きとは違うんじゃないかな


「できないよねぇ」

「できるよ」

その言葉に呆気にとられて

ただ興味が沸いただけだと思う


「じゃあしてみて?」



そう言ってしまったのは



止せばよかったのに――・・・



















頬に田中の手が触れて

何度か触れるだけのキス



舌が入ってからは胸が脈打って頭がぐらぐらして




「んっ・・・、」






――何、これ





    変・・・






   やばい――





「やめっ・・・!」




気が付けば俺は田中にビンタしていた



「・・・」


「・・・っ」



何、感じてんだ・・俺・・・









こんなの可笑しい。



09 完


(121230)



戻る


 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -