似合うと思って(島栄) | ナノ

合うと思って
 
「おはよう」

「・・おはようございます・・・」

「まだ眠たい?昨日寝たの遅かったもんね」

「ん・・・」

「まだ寝てていいよ」

「・・・気持ち良い」

「勇人の髪もさらさらしてて撫でてて気持ち良い」

「・・さっきから思ってたんですけど」

「うん?」

「枕元のこれ、何ですか?」

「良い子な勇人くんにサンタさんからのプレゼント」

「・・・」

「俺ってサンタでしょ?」

「やめてください、眠くて突っ込む気になれません」

「ツッコミ求めてないから、勇人にとって俺がサンタさんでしょ?」

「・・・」

「ごめん、冗談です・・恋人且つサンタだね」

「開けていいですか?」

「わースルーだねさっきから、いいよ」

「慎吾さんめんどくさいです」

「んー、勇人くんもう1回寝るといいよ」

「起こしたのは誰ですか」

「起きたのは自分だよね?声かけたけど起きてからだよね?」

「声かけられなければもう一眠りしてました」

「寝て良いよって言ったじゃん」

「知ってますよ」

「じゃあ寝ればよかったじゃん」

「・・・慎吾さんと話したいと思ったから」

「・・まったく、機嫌良いんだか悪いんだか」

「・・・マフラー・・慎吾さんっていつもボーダー系くれますよね、好きなんですか?」

「いや?勇人に似合うと思って、ボーダーもそのマフラーの色も」

「ありがとうございます」

「どういたしまして」

「俺も慎吾さんに・・・」

「お、何くれるの・・っ?」

「・・・これが俺からのお返しです」

「っ・・・ほんと機嫌良いんだか悪いんだか・・















・・・いきなりキスとか不意打ちすぎ。」



end



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