あの空の下でもう1度。 46



バイトの休憩中

日程を確認していると藤から電話が掛かってきた


電話に出ると何だか相手が緊張している事が分かった

それが微笑ましくて嬉しかった

ちゃんと意識されてるんだって


そして「22日会えないかな」と聞かれた時直ぐにOKを出した

俺も会いたいと思っていたから


ただ少し午前中に用事があって、午後からになるけど

バスの時間や1番近くのお店を調べて時間を調節した


時間とお店の名前を書いてメールを送った

それから、午前から会えなくてごめんって言うことと「楽しみ」と素直な気持ちを書くと「うん」とだけ返ってきた

それだけでも何だか藤の感情が解って思わず笑った




きっと同じ気持ち。



46 完


(121202)



戻る


 
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -