東の家に上がって何気無い会話をしている途中、流れでする事になった
「んっ・・・っ、」
「声、聞きたいな・・・」
自身を口でくわえられて声が漏れそうになるのを必死で抑えていた
「っ、東・・も・・・だめっ」
限界から視界が涙で歪み声が震える
それでも限界を伝えると「出していいよ」とでも言うように更に刺激を与えられ呆気なく達してしまった
「はぁ・・っは、」
出したものを簡単に呑み込んだ東の姿を見て顔に熱が集まるのがわかった
「な・・・んで・・呑めるの?」
そう聞くと東は1度不思議そうな顔をした後、微笑んで言った
「好きだからだよ」
僕だって東の事好きなのに呑めたことが無かった
それほど好きでは無いと言う事だろうか?
―・・・そんな訳無い
「僕もやる」
起き上がって東のズボンに手を掛けると一瞬驚いた様だが微笑んで見守ってくれた
「っ・・・ん・・」
「んっ・・ふぁ、」
気持ち良くなって欲しくて必死で舌を動かしていると硬くなり、少しすると限界がきたようで髪に指が絡まった
「っ・・・口離して、」
口に東の自身を含んだまま「嫌」と言うと東は何度か抵抗したが流石に抑えきれなくなった様で口の中に苦い味が広がった
「っ・・っ・・・、」
口を閉じると自然と呑み込む事ができた
「・・藤・・・?」
「・・・呑めた」
嬉しくて笑うと東も笑って抱き締められた
「ありがとう藤」
唇が触れるとまた行為が再開されて荒れた服の隙間から手が忍び込んできた
ーーーーー・・・
「ゃ・・あ・・・っ―!」
「藤、っ好きだよ・・大好き」
「僕、も・・好き・・・っ!」
何度も何度もそう言い合ってお互いに欲望を吐き出した
好き
愛してる
きっとこれから先、これ以上好きになれる人は居ないと改めて思うのには充分な言葉だった。
05 完
(120617)
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