日曜日の出来事
朝目が覚めると11時を過ぎていて慌てて起き上がるが部活が無い事を思い出してほっと息を吐いた
「お腹空いたな・・・」
茶の間へ行くとヒューバートの姿が見当たらずキョロキョロしながら奥へ進んで行けばソファーに横になっている姿を見付けた
よく見ると寝ている様で全く起きそうに無い所をみるとよっぽど疲れている事が分かり何も手伝えていない自分がますます悪く思えてきて仕方なかった
「ごめんな・・・」
頭を撫でながら言うが勿論聞こえていないだろう
数回撫でると顔の横に手を付いてじっと見詰める
―吸い込まれる・・・
正気に戻った頃には思考回路が完全に止まってしまい状況を理解するのに必死だった
「っん・・・」
身動きしたのを見て慌てて離れると間もなくしてヒューバートが目を覚ました
「・・・何か?」
「いや・・こんな所で寝てたら風邪引くぞ」
「貴方に心配される必要はありません」
早足に部屋へと戻って行ったのを見て気が付いていない事に安心した
―俺は一体何を?
まさか
日曜日の出来事
(気が付けばキスをしていた)
05 完
(120511)
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